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本気でやれば、こんなに変わる!
小室淑恵氏は言います。
働き方改革は企業の生産性向上ばかりが注目されますが、社会の働き方改革の行く先には、夫婦間の信頼関係が再構築され、家庭内の幸福度が大きく引き上がり、子どもたちを包み込む空気が変わることをしみじみと実感しました。
4年前に出版された本書は、各社の事例を参考にし、自分の会社の進み具合を測るものさしとして大いに役立つはずです。
それは同時に、あなた自身の「生活」が変わったのか変わらなかったのかの指標の役目も果たすことでしょう。
こんな人にオススメ
- 働き方改革に関心のある方
- 経営層
- 人事部
本書の構成について
本書は全部で6章から構成されています。
- 「働き方改革」が政府の大方針になるまで
- 「働き方改革」の具体的手順
- 困難な環境での取り組み事例
- 「働き方改革」の全体設計 経営者の果たす役割
- 中央省庁・学校・中小企業でも「働き方改革」が加速
- 「働き方改革」を完走するには
イノベーションとの関係
STEP
「働き方改革」によって、残業が必須の職場でなくなる
STEP
働き方に制約を持つ人材も活躍できるようになり、職場に「ダイバーシティ」が実現する
STEP
多様な人材がフラットに議論することで「イノベーション」が生まれ、ビジネスに勝つ
各社の成功ポイント紹介
以下、ご参考までにいくつかご紹介します。
UQコミュニケーション
- 粘り強く改革の必要性を説いた人事パーソンの存在
- 新規事業の展開と働き方改革を同時に実施するというトップの経営判断
- スモールスタートで開始し、3年で全社に拡大
大東建託
- 指示命令型から傾聴型にコミュニケーションを変えた
- 本社のサポートで、現場の変革を加速
- 「チームがやるべき仕事の本質」を考えながらPDCAをしっかり回した
かんぽ生命保険
- 徹底した管理職研修による意識改革と評価軸の見直し
- 早期からワーク・ライフ・バランスコンサルタントのノウハウを内製化し、改革をスピードアップ
- 削減した残業手当を社員の自己研鑽支援施策へ活用
評価を見直す
折角、改革を推し進めても揺り戻しがあっては元も子もありません。
揺り戻しを起こさないためにも、「評価」の見直しは不可欠でしょう。
長時間労働した人のほうが高く評価され、収入や昇進で有利である評価制度にメスを入れない限り、本気で取り組んでいないと言われても仕方がありません。
出した成果の分母に時間を入れて、必ず時間当たりの生産性で評価し、ある規定時間を越えたチームや個人の評価は低くしますとするのならば、長時間労働に対する価値観は自ずと変わるはずです。
個々人の意識が変わらない限り、改革は前進しないのでしょう。
「アクセンチュア流生産性を高める働き方改革」とは
【選ばれる企業を目指して、働き方の未来を実現する】 江川昌史氏は言います。 いったいどのようにして改革を実現できたのか。その道のりを詳らかにすることで、ひとり…
「ザ・働き方改革」12ステップで組織が変わる
【悪循環から脱却し、全員参加の経営革新を実現しよう】 加藤英司氏は言います。 本書はホワイトカラーの働き方改革に焦点を当てています。また、実践のための書である…