すべてはテクニックで予防できるのだ
中島孝志氏は言います。
本書では、「時間・スケジュール管理」「整理整頓」「手帳・メモ・ノート術」・・・など、11のテーマで「ミスをなくすためのテクニック」を紹介しています。
失敗をしない人はいませんが、同じミスを繰り返すことは反省し改善すべきです。
仕事のロスをなくすことは、本当にちょっとしたテクニックで回避できるのです。
やるかやらないかだけ。
- どんなに確認しても見落としてしまう
- データを管理しきれない
- モノをよく無くす
- 遅刻してしまう
- 話したつもりが多い
本書の構成について
本書は全部で11章から構成されています。
- 時間・スケジュール管理
- 整理整頓
- 手帳・メモ・ノート術
- デジタル整理法
- タスク処理
- 資料作成
- 情報収集
- 健康管理
- コミュニケーション
- 心構え・チェック法
- ミスを出さない仕組みづくり
30分単位でスケジュールを組もう
ビジネスパーソンにとって時間ほど大切なものはありません。
時間のロスは、自分にとっても、相手にとっても絶対に避けなければならないものです。
ロスをなくすために、細かくスケジューリングすることを習慣化しましょう。
効果的なのは、30分刻みで予定を立てるようにすることです。
相手にも時間を大切にさせることが大事なのです。
残すもの処分するものの基準を決める
ものが直ぐにみつからないのは、余計なものが多すぎるからです。
仕事においても、人生においても、必要な物はそれほど多くはないはずです。
いつか使うからという発想を捨て去りましょう。
整理の第一歩は、廃棄からです。
必要のないものを処分しましょう。
必要なものだけが残れば、整理整頓も必要最低限の労力で済むはずです。
常に新しいページに書く
メモのためのノートを見返したときに、なにがなんだかわからなければ全く意味がありません。
見返したときに分かりやすいことを最優先し、ノートはケチらずに贅沢に使用しましょう。
常に新しいページにメモするのです。
続きから書くのではなく、次のページからメモすることを徹底してください。
探しやすさを何よりも優先させましょう。
優先順位は3つの視点で判断しよう
判断するための基準は次の3つです。
- 時間はどれくらいかかるか
- 労力はどれくらいかかるか
- リターンはどれだけあるか
「緊急です」や「こちらを先に」といったリクエストは、すべて相手側の都合です。
他人の言うままに盲目的に従う必要などないのです。
あくまでも自分の優先順位に沿って判断しましょう。
信用維持を最優先する
仕事をする限り、ミスは避けては通れません。
あなたはミスや失敗とともに日々生活をしているのです。
大事なのは、信用を維持するということです。
ミスを怖がらずに、信用を失うことを恐れてください。
ミスをしたとき、自己保身など考えず、「信用をどう守るか」だけを意識して行動すれば、世間は必ずあなたを許し、認めてくれるでしょう。
ミスをしたときこそ、あなたの「信用」が真に問われるのです。