コロナ禍で不安な時こそ、自分のスキルを磨くべきである
大前研一氏は言います。
新型コロナ禍が経済や社会にもたらす影響は、今もって計り知れない。そうした中で、仕事を続けるビジネスパーソンが生き残っていくためのヒントが本書には詰まっている。この新書が、今の苦境を反転させるきっかけとなることを切に願っている。
テレワークの拡大・長期化に伴い、その課題や問題点が指摘されています。
その一方で、成果が「見える化」されるという利点もクローズアップされています。
これまで、
オフィス内において、あいまいで、見えにくかった個人や組織の「実力」の真の姿が、明々白々になりつつあります。
機能しているのかいないのか、必要であるのかないのかが、誰の目にも明らかになりつつあるのです。
今回の新型コロナ禍を奇貨として、これからの技術や手法を立体的に組み合わせてテレワークによる真の「働き方改革」が拡大すれば、日本の労働生産性は飛躍的に向上するだろう。そうなれば「稼ぐ力」が一気に高まり、災い転じて福となすことができるのだ。
今回の新型コロナ禍を契機に、より効率的な「テレワーク仕事術」をあなたも身に着けてみませんか
- テレワークがいまいちしっくりしない人
- テレワークにより生産性を上げたいマネージャー
- テレワークを大々的に取り入れたい経営層
本書の構成について
本書は全部で3章から構成されています。
- 君たちはどう働くか
- 「エクセレント・パーソン」の条件
- 公務員こそ「働き方改革」を!
もう少し詳しく言うと、
- 間違いだらけの「働き方改革」
- これからの人材戦略と教育のあり方
- 国を貧しくさせているのは誰なのか
今後の働き方は自分で決める
40歳を過ぎたら、今後の身の処し方を含め、自分の仕事のやり方を根本的に見直す必要を誰もが感じているはずです。
40歳以降の20年間以上も運命を会社に任せて漫然と同じことをやっていたら、自分にも会社にもプラスにはならないからだ。
自分なりの「働き方改革」を40歳を過ぎたら積極果敢に実行していくべきなのでしょう。
定年後の人生が「生きるしかばね」にならないために、今、立ち上がる必要があなたにはあるはずです。
21世紀は、たった一人でも「ブレークスルー」できるのだー本書で繰り返し述べてきたこの認識を読者も共有し、ぜひ新たな挑戦をしていただきたい。
目標を「見える化」できたとき、あなたの働き方の理想はあなた自身の手の中にあるに違いありません。