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業務は生き物である
沢渡あまね氏は言います。
本書では7章構成で、業務をデザインするための観点をちりばめました。業務デザインを仕事として、職種として定義します。
業務上の様々な支障を未然に防止するための有効な解決策として、著者は「業務デザイン」の発想を主張します。
これまで言語化されてこなかった業務デザインの思想が、ハンバーガーショップの立ち上げというストリーに託されて詳細に解説されています。
偶発性に依存する組織は脆弱です。偶然を必然に。計画的に人と組織を育成し、価値ある業務を提供できる組織へメタモルフォーゼ!
こんな人にオススメ
- 組織運営に困っている方
- チームの生産性を上げたい方
- マネージャー
本書の構成について
本書は全部で7章から構成されています。
- 「何を」「どのように」提供するか決める(業務設計/システム設計)
- 業務のおはようからおやすみまでを想定する(ライフサイクルマネジメント)
- ステークホルダーを巻き込む(コミュニケーション設計)
- あたりまえの業務を、あたりまえに提供できるようにする(オペレーションマネジメント)
- 業務の価値を高める(付加価値向上)
- 人と組織を継続的に成長させる(環境セットアップ/ブランドマネジメント)
- 「で、どうやったらなれる?」(業務デザイナーとしてのキャリア/スキル)
仕事の5つの要素
- 目的
- インプット
- 成果物
- 関係者
- 効率
行動したくなるように促す
次の5つの観点から、業務の改善余地がないか検討しましょう。
- 動線を工夫する
- 初期状態を工夫する
- タイミングを考慮する
- 快感/成長を設計する
- エクスペリエンスを設計する
行動を阻害する要因とは
主に次の4つとなります。
- コストのハードル
- 手間のハードル
- 記憶のハードル
- 評価のハードル
調達すべき5つのリソース
- ヒト
- モノ
- カネ
- 情報
- 場
マネージャー同士、メンバー同士が知識を交換する場。学習する場。顧客や利用者の意見を聞く場。近年、組織マネジメントにおいて「場」の重要性が高まっています。
業務改善運動を定着させる
定着している職場には次の7つの特徴がみられます(すべて、あるいはいずれか)。
- 時間を確保する
- 役割を決める
- お金を使う
- 評価する
- 成長実感がある
- ラクになる/楽しさがある
- 外を知る
改善が根付いている組織は、外の風にどんどん触れています。
「仕事ごっこ」意味のない職場の常識を変えませんか?
【もはや誰も得しない職場の慣習やルールに、あなたも苦しめられてはいませんか?】 業務改善・オフィスコミュニケーション改善士である沢渡あまね氏は本書において、旧…
仕事がうまく進まない時にあなたが必ず読むべき本とは
【】 絶妙なイラストと的を得た記述で読むものをうならせる。 地図シリーズ第二弾が発売されました。 思わず膝を打つ納得の連打。 【】 1丁目 計画不在2丁目 進捗不…