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女性にもっと活躍してもらいたいと考えている男性の必読書!
合同会社オモテナシズム代表の川邊彌生氏は言います。
本書は、女性のすごい能力について書いた本です。女性の潜在能力について組織で働く人々にポジティブに考えてもらうことを目的としています。
すごい能力があるがゆえに、直面する女性特有の課題を取り上げ、その解決方法を提示するところに本書のユニークネスがあります。
本書を読んで、男性がビジネスのパートナーとして女性を尊重し、共に歩み、また、私の上司のように導いてくれることを願っています。
- もっと前に出たいとモヤモヤしている女性
- 女性の活躍について悩んでいる男性管理職
- 女性活躍推進関連担当者
本書の構成について
本書は全部で10章から構成されています。
- 女性が活躍するってどういうこと
- 管理職になりたくない理由
- 女性が職場で感じているジレンマ
- 女性こそこれからのリーダーにふさわしい!天性のサーバントリーダー
- すごい女性が陥る8つのパターン
- 女性リーダーを待ち受ける5つの罠
- 女性が活躍する職場の4K(関係・感情・環境・会話)
- 男性上司のための女性のやる気を引き出すコミュニケーション
- 他人は変わらないが自分は変えられる
- 明日から実践できる行動を変えるコーチング
女性が仕事に求めているもの
著者は次のように言います。
ほとんどの女性が仕事に求めていることは、役職や成果ではなく、「自分がイキイキ自分らしくいられるか」なのです。
ここは、同性、異性を問わず、異論のある方も少なくないかと思います。
ひとつ言えるのは、
自分らしくの延長線上に「その人らしく」という他者への配慮があるならば、よりイキイキ輝くのではないでしょうか。
女性に特有の7つの能力
著者は次の7つの能力をあげます。
7つの能力
- 観察力
- 洞察力
- 適応力
- 共感力
- 関係構築力
- 受容力
- 業務遂行力
もう少し詳しく言うと、
その特性
- 周囲を見渡して人の表情や場面を観察できる
- 観察したことからその裏にあるものを洞察し将来を見通すことができる
- 様々な役割によって相手に合わせて変わることができる
- 「もし私だったら」と相手の感情を考え尊重する
- 他人に善意の好奇心を持ち、関係をつくることができる
- 価値観が異なる相手でも自分とともに歩む人を受け入れる
- チーム一丸となって仕事をやり遂げることができる。個人プレイよりチームプレイを大切にする
ありすぎる能力が引き起こす8つのパターン
女性の能力も、性能がよすぎるので、効果が目的以上に発揮されてしまうことがあります。女性の能力にも副作用があるのです。その副作用こそ、女性が自信を失くす原因なのです。そして、その副作用がパターンを生みます。
8つのパターン
- 理論で相手を説得できない
- 自分の意見を言わない
- 完璧を目指してしまう
- ハッピーエンドを期待して裏切られる
- 貸し借りが上手くできない
- 謙虚すぎる
- 自分を責めすぎる
- 知識に頼る
他者との比較において、自分の劣っている部分に必要以上に目がいってしまうのでしょうか。
女性が活躍する職場に必要な条件
次の4つとなります。
4つの条件
- 同僚や部下と良好な関係が結べていること
- 感情を承認してもらえて、ストレスを感じないこと
- 応援してくれるスポンサーがいること
- 上司が質の高い会話でOJTを実践していること
女性が輝く職場とは、共感にあふれた職場に違いありません。
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