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この一冊ですべてが分かる!
本書では「自社なりのメッセージ性のある「人事戦略」を立案したり、実践するためのプロセス」に的を絞っている。
戦略人事を実現するための考えるツールとして大いに利用するように推奨されています。
経営資源としての人を軸として経営を強くするために、何をすべきなのかが解説されているのです。
「環境変化を主体的に察知して企業活動の競争優位性を高める経営(人事)戦略を打ち出し、社会・従業員などのステークホルダーすべての満足を創り上げる人事」という能動的な「戦略人事」の姿勢を改めて強調しなければならないと考えた。
こんな人にオススメ
- 経営層
- 人事部
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- 「戦略人事」の背景
- 戦略人事のあり方ーHRM戦略の立案と展開ー
- 戦略人事の実践プロセス
- 戦略人事の実践事例
- これからの戦略人事に求められるもの・こと
経営に貢献できる戦略人事の条件とは
次の2つになります。
- 「戦略人事」の「戦略」は、「考えるための論点を明らかにするとともに、それぞれの論点の意思決定をなす」ことである。
- 「戦略人事」は「思考することだけではなく、実行と振り返りを伴う中で成果を出す」ものである。
HRM戦略の立案
STEP
経営方針・経営課題を捉える
STEP
事業価値を定義する
STEP
期待行動・期待人材・ありたい働き方を設定する
要員マネジメントのステップ
STEP
要員ニーズを把握する(定量/定性)
STEP
充足・調整/削減の方法を考える(再配置/採用/外部委託)
STEP
充足・調整/削減の施策を考える(獲得・輩出・配置・再生)
STEP
運用状況を管理する(昇格管理、要員管理)
これからの戦略人事に求められる7箇条とは
- 戦略人事とは経営の支援活動の中でも最も「先見」しなければならないマネジメント領域である
- 戦略人事は戦略の立案と展開で経営者・管理者・従業員が考え尽くした量と質で成否が決まる
- 戦略人事は「人材のポートフォリオと報酬マネジメントの持続的な同期化が命題となる」
- 戦略人事は個人と組織の閾値を探索し続けながら、働き方の改革を促進する使命を持つ
- 戦略人事は経営に必要な中核人材(リーダー)をあらゆる情報によりマネジメントすることで貢献する
- 戦略人事は、企業と社会をつなぐ中核的な役割を果たし、企業の持続的成長に貢献する
- 戦略人事を担うスタッフは常に主体的に、そして多様な思想をまとめ上げていくことで、「すべきこと」を周囲に知らしめる
今は、そのための「主体性」がかつてないほどに重要となる時代なのではないのだろうか。
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