ホリエモンを唸らせる8人のイノベーターの仕事論
今から5年前に出版された本書は、現在手に取ったとしてもあなたに多くの示唆を与えることと思います。
ここには、8人のイノベーターの生の声が記されています。
自らの活躍するフィールドでイノベーティブな仕事を展開しているゆえに、著者は彼らをイノベーターと呼びます。
基本的に仕事は「引き受けるもの」であったが、これからは「仕事は作るもの」となると堀江氏は主張します。
本著では、グローバル社会にいち早く適応して、決められたレールから、あえて外れ「仕事を作る人」になった方々を取り上げた。
自らお金を稼ぎだす方法論や実践法を見つけ出そうとするプロフェッショナルな面々となります。
書道家、編集者、アートディレクター、芸人、ユーチューバー、インキュベーター、イベントプロデューサー、社会評論家。
とりあえずの肩書はあるものの、今度は何をしでかすか得体の知れない人たちが紹介されているのです。
イノベーターたちの語る言葉は、「引き受ける」仕事人生に行き詰まりと疑問を抱き、「自分の仕事をしたい」人に、必ず有用な示唆をくれるだろう。
- 若い人
- 新しいことを模索している方
- 今の仕事でもがいている方
イノベーターとは
イノベーターとは、時流に上手く乗った、ラッキーな成功者ではありません。
彼らは、足下をしっかりと固め、段取りをきちんと踏みながら、レールから最大限のジャンプを成し遂げたものなのです。
良質な情報を浴び、努力を重ね、現在進行形で成長を続けています。
あらゆる常識が覆ってきた時代に、出てくるべくして出てきた、新たなビジネスマンの手本だと考える。
イノベーターのメソッド
彼らは次のような共通するメソッドを持っています。
- 目標から逆算はせず、今だけに集中する
- 常識にとらわれず、まっさらな目で見る
- 遊びと仕事の境目をなくす
- 皮膚感覚で違和感を感じる仕事は捨てる
- 失敗を恐れず、ひとつの場所に固執しない
このメソッドを意識し、仕事に向きあえば、「仕事を作る」道が拓けてくるはずだ。
仕事を作るとは
仕事を作るには、実にシンプルな方法だけでいいと、堀江氏は言います。
シンプルな方法
- 多くの情報を浴びる
- 自分だけの思考力を養う
- リスクを取る
- 楽しいことのために自ら作ったレールを歩く
たったそれだけのこと。
自分とは別の人種と思っている限り、あなたはシンプルには決して出会えないのです。
これからは特殊ではない
彼らのように自らレールから外れ、「仕事を作る人」の生き方は、特殊ではないのだと、著者は言い切ります。
むしろグローバル化が急速に進んでいく現在、このスタイルこそが安全で、最も確実に成功の見込める生き方と言える。
外れないことの方がリスクが高まっているビジネス環境をもっとあなたは自覚すべきなのかも知れません。
いつなくなるか分からないレールに乗っていることほど危険なことはない。
グズグズしている間に、イノベーターはどんどん先へ行ってしまっているのです。