AI活用の現場から生まれた実践トレーニング本
AIビジネス推進に力を入れている野口竜司氏は言います。
この本の内容をしっかりマスターすれば、あなたも「文系AI人材」の仲間入りです。
AI技術が一般化して、誰もがAIを気軽に使えるようになった現代において、
「AIをどう作るのか?」よりも「AIをどう使いこなすのか?」が重要となります。
ゆえに、
ビジネスの現場を知っている文系AI人材の必要性がクローズアップされます。
本書は次の3つのルールの下で書かれています。
3つのルール
- プログラミングや統計・数理的なことの中身に触れない
- AIの専門用語を極力使わない
- できるだけ多くの事例を入れる
AIと共にイキイキと働く「文系AI人材」がたくさん誕生することを心から願っています!
- AIを脅威と感じているオフィスワーカー
- もっと効率よく仕事をしたい方
- チームの生産性について頭の痛い方
本書の構成について
本書は全部で7章から構成されています。
- AI社会で職を失わないために
- 文系のためのAIキャリア
- AIのキホンは丸暗記で済ます
- AIの作り方をザックリ理解する
- AI企画力を磨く
- AI事例をトコトン知る
- 文系AI人材が社会を変える
業種別、活用タイプ別に45にわたる豊富な事例の解説が列挙されています。
AIとの共働きの方へ
AIの普及に伴い、人間とAIの共働きのスタイルが広がっていきます。
AIの不完全な部分を知り、人間が補う必要がでてきます。
共に働くスタイルは次の5つのパターンに分かれます。
- 人間だけで仕事する
- 人の仕事をAIが補助する
- 人の仕事(不得意なこと、できないこと)をAIが拡張する
- AIの仕事(得意なこと)を人が補助する
- AIだけで仕事をする=人の仕事をAIが完全に代行する
人間とAIの共働きのスタイルを最適なものにするのは、当面は人間の大きな役目となるはずです。
この役目を担うのが、新しく生まれる「AI職」なのかもしれません。
人間とAIの共働きをうまくコントロールするのが「AI職」の役割です。
文系AI人材の仕事内容
文系AI人材の仕事は、理系AI人材がやらない「すべての仕事」となります。
すなわち、
- AI企画
- AIを作る(AI構築)プロマネ
- GUIのAI構築環境つくり
- 構築済みAIサービス選定
- AIの現場導入
- AIの利用・管理
- AI方針・投資判断
実務現場でのAI導入数が増えれば増えるほど、今後は「AIを作る仕事」以外の仕事が多く発生していきます。こうした仕事は文系が得意とする領域となり、「文系AI人材」の仕事が大量に発生していくことになります。
「文系AI人材」になるための4つのステップ
文系AI人材の仕事領域において、共通する必要な力があります。
それは、
AIと働くチカラです
そのチカラを身に着けるためには、次の4つのステップを踏まねばなりません。
文系AI人材が社会をリードする
こらからの本格的なAI社会では、「AIを作る」専門家だけでなく、AIのことを良く理解し、的確に「AIを使う」人材も重要なポジションを担うことになります。
AIは、消費者、会社、働き手に対してこれからますます大きな影響を与えていきます。
影響の大きな波をかぶる働き手であるなたは、自ら変化しなければなりません。
様々な経験を持つ文系人材がAIネイティブとなるとき、世の中は大きく前進していくのでしょう。
私たち文系AI人材がAIによる社会変化を引っ張っていくのです。