お金も人脈も肩書もないけど、好きなことで食べていきたいあなたへ
ボードゲームソムリエでありボードゲームデザイナーとして活動されている松永直樹氏は、本書において、まったく普通の人でも成長し、好きなことで生きられるようになる方法を紹介されています。
好きなことで生きていくためには、次の3つが不可欠となります。
- 本気の覚悟
- 情熱
- 戦略
その覚悟は「本気の覚悟」でないと、自分でも、自分を信用できないし、誰も協力はしてくれません。そして、その覚悟を周りに伝え切る「情熱」。さらに世界一になるための「戦略」。
「好きなこと」があるならば、あとは先に挙げた3つがあれば、それだけでいい。
あなたには本当に「好きなこと」がありますか?
- 好きなことを仕事にしたい方
- 好きなことをとことん極めたい方
- 一歩が踏み出せない方
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- 仕事がないなら、つくればいい!
- 経験はすべてネタになる
- 本気の「覚悟」が人生を変える
- 人と争わないで1番になる
- ふつうの人が好きなことで生きる技術2.0
著者のエピソード・ライフイベントを時系列的にたどる構成です。
松永さんの成長の過程を順次追いかけていくこととなります。
ゆえに、飽きずに、すんなりと頭に入ってきます。
松永さんの行動力にただただ感心しました。
松永さんが制作されたゲーム
次の2つが紹介されていました。
「7つの習慣」ボードゲーム
・クラウドファンディングで1200万円を達成して制作
7つの秘宝
・クラウドファンディングで1000万円を達成して制作
好きなことで生きるためのノウハウ
まずは、
「私はこういう人です!」と一言で伝えることができるようにしましょう。
つまり、
知り合いがあなたのことを「彼(彼女)はこういうことをやっています」と一言で紹介できるようにするのです。
何をやっている人なのかというコンセプトが明確化できれば、次はほかの人に知ってもらう努力が不可欠となります。
その場合に必要なのは次の3つです。
- 肩書をつくる
- 名刺をつくる
- ブログをつくる
肩書をつくる
肩書を決めます。
できれば、他に誰も名乗っていないものがベストです。
なぜなら、唯一の肩書を名乗ることでライバルがなくなるからです。
オリジナルかつ、わかりやすいものをつけるのがオススメ。
覚えやすくて、珍しい肩書。自分のやりたいことが一発で伝わる肩書き。自分の強みX興味があるものなどを掛け合わせるのがポイントです。
名刺をつくる
これは紙の名刺を持つということではなく、
とにかくいろんなチャンネルで自分の肩書きや連絡先があるものを持つことを意味します。
チャンスを逃さないためにも、誰かがあなたに興味を持ってくれたら、連絡がとれるようにしておくのが大切です。
ブログをつくる
これは、特にブログでなくてもよく、要は発信する手段を持ち、実際に発信していくことが大事であると著者は言います。
ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブなど何でもいいです。
発信する手段を持ち、自分から発信しないことには、人々に自分という存在は一向に伝わりません。
そして、
人に会って話すことを繰り返し続けるのです。
人との出会いはチャンスを運んでくれます。
と同時に、
「やりたいこと」も、実は人との出会いによって生まれていきます。
著者は言います。
今、やりたいことがなくて悩んでいる人が多いのは当然です。なぜなら知らないことが多すぎるからです。
やりたいことは、知らないところからは生まれません。
言い換えるならば、
カリスマ予備校講師の林修氏が言うように「やりたいことは、自らが知っている範囲の中でしか生まれない」のです。
だから、
できるだけ多くの人に会いに行き、多くのことを学び、多くのことに気づき、知らないという状態を減らしていく必要があります。
知っていることが多くなればなるほど、あなたはあなたのやりたいことと出会える(知る)確率も高まっていくのです。