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「ジブンの本当の価値を伝える技術」広告のプロに聞いてみよう

なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのかと問われても・・

なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか。 (ジブンの本当の価値を伝える技術)

(4.0)

電通とマスメディアンが共同事業として2012年に開講した「ジブンと社会をつなぐ教室」プロジェクトの書籍化が本書となります。

現役の広告プランナーやクリエイイターがまとめた本書は就活本としては異色の一冊と言えます。

もしも広告のプロが、あなたの就職活動をプランニングしたら。本質的なコミュニケーションの技術で、シゴトとの出会いを変える実践本!

本書のタイトルである「なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか」というクリエイターたちの疑問が本書の出発点です。

同じようなことをしゃべってしまう背景には「就活の知識化」が影響しています。就活に関する情報が様々なメディアにおいて公開されているために、就活生の大半は自らの体験や思考よりも正解と思えてしまう知識を優先させてしまうのでしょう。これが就活のリアリティーです。

同じような話になってしまうのは、「型」をなぞっているからにほかなりません。

たとえば、

就活女子
サークルではこういう立場でした。・・・
就活男子
私の言いたいことは3つあります。・・・

学生生活に関する定型的かつ典型的な羅列や妙に社会人っぽいしゃべり方などが「型」の代表例となります。

「型」に押し込んで自分を語ることが不自然であることは、きっとあなた自身も気づいているはずです。

その責任の一旦は採用する側にも大いにあると本書は言います。

採用する側の観点からすれば、システマティックな「型」にはまってくれた方が差分を比べやすい、というメリットもあるでしょう。事実そういった選ぶ側の怠慢が学生のみなさんを「型」にはめてきた、という経緯もあるのかもしれません。そんな自戒の念も含めた想いが本書の問題意識の根本にはあります。

「型」にはまった言い方ではない、あなたの豊かな人間性を語ってもらうために、非常に根本的なところから問い直していきましょうと本書は提案します。

  • 仕事とは何か?
  • 働くとはどういうことか?

仕事とは何か?

という問いに対して次のような答えを本書は用意しています。

個人と社会があって、個人が社会に何を提供し、何の役に立っていくのか。そういった、個人と社会との接点に一つ一つの仕事がある。

このような考え方に即せば、

パドー
就活が会社探しではなく、仕事探しであることは自明であるでしょう。
  • 自分が何の役に立つのか?
  • 自分がやるべき仕事は何なのか?

この答えをあなたが見つけるためには次の地点から出発する必要があります。

自分は何者であるのか

あなたは、ここまで掘り下げなければならないですし、ここがスタート地点とならざるをえないのです。

自分自身のことなので、答えは自分の力で導き出すほかありません。

手間も時間もかかる極めて面倒はプロセスが待っています。

しかしながら、

その過程を経ない限り、出会うべき仕事には出会えないのでしょう。

本書はいわゆる「就活マニュアル本」ではありません。

むしろ、

それらから最も遠いところに位置付けられていると言えるでしょう。

こんな人にオススメ
  • これから就活を始めようとする方
  • いまいち結果が出ていない就活生
  • 意欲的な人事担当者

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本書の構成について

本書は、10の講義と3つのインタビューならびに3人の受講生(学生)の声から構成されています。

  1. つながりのはじまり
  2. ジブンを3Cする
  3. ジブンのズレを地図にする
  4. やりたいシゴトを見極める
  5. 企業のキャラを知る
  6. 企業のツボを知る
  7. 企業のツボを押す
  8. アウトプットを考える
  9. ジブンを伝える
  10. インタビュー
  11. 受講生の声

広告と就活はよく似ている

学生A
なぜ広告会社の人が就職活動について語るのですか?

その理由は非常にシンプルであると執筆陣のひとりであるプランナーは答えます。

私たちがコミュニケーションを設計・実施することを生業にしているからです。コミュニケーション・プランニングという観点から見たとき広告活動と就職活動は非常によく似ています。

学生B
なぜ似ていると言い切れるのですか?

 

本質はどちらも、自らの価値をきちんと把握し、それを伝えるべき相手を見定め、適切なカタチで伝えることに他なりません。

広告会社において長年培われてきた技術やノウハウを就職活動において応用しましょうというのが、本書の基となる「ジブンと会社をつなぐ教室」の試みなのです。

ゆえに、

本書の中では、就職活動のあらゆるプロセスを、いったん広告に置き換えて話をします。

ここが本書の最大のポイントであり、独自性です。

これによって、

先入観にとらわれずに、「伝わるコミュニケーションの真髄」にあなたも迫ることができるのです。

答えは自分自身のなかにある

間違っても、仕事や会社に自分自身を合わせないでください。

無理やりあわせて入社したとしても、すぐに仕事や会社をやめたくなるだけです。

自分自身を掘り下げて、自分自身について考え尽くして、仕事に対する思いを極めていく。

そうすれば、

あなたなの中に、自然と自信と覚悟と責任が芽生えてくるでしょう。

広告のプロが推奨する「自分の知り方」「自分の見せ方」「企業の理解の仕方」は一読の価値があります。

今まで手に取った就活本がいまいちピンと来ないのであれば、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

ジブンという複雑で興味深い存在の価値を、社会という広大で計り知れない地平の中に位置付けていく。それが仕事との出会いです。

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