新入社員のあなたにぜひ読んでほしいビジネス書をご紹介します
現在、ライフネット生命の会長兼、アジア最大手の生命保険会社であるAIAグループ(香港)の経営会議メンバーである岩瀬大輔氏が書いた本書は、若きビジネスパーソンに向けて「成長の原則」が綴られた仕事本となります。
20代、30代を高速で駆け抜けてきた著者が大切にしてきた「仕事における3つの原則」とは?
次の3つとなります。
- 頼まれたことは、必ずやりきる
- 50点で構わないから早く出せ
- つまらない仕事はない
多様な組織に身を置いてきた岩瀬さんですが、彼自身の中で変わらなかった「芯」なのです。
ごく当たり前の小さなことの数々です。しかし、3つの原則を死守してきたからこそ、僕の成長は加速されたと信じています。
- スタートダッシュを決めたい新人
- 部下指導に悩む管理職
- いまいち伸び悩んでいる若手社員
成長を加速する3つの原則とは
3つの原則を具体的にみていきましょう。
頼まれたことは、必ずやりきる
職場では、
催促しないと頼まれた仕事に手を付けない人が思いのほか多いことに、あなもやがて気づくはずです。
かつての上司が僕に言ったように、いくら成績優秀であっても、何度も催促しない限り頼んだことをやってくれない新人に、積極的に次の仕事を頼む人はいません。
やりきるという強い意志を持って、実際にやり切ってしまえば、あなたは必ず上司や取引先から信頼されます。
周囲から信頼に足る人物だと評価されれば、次の仕事が回ってきます。
次の新しい仕事を任せられる。それは経験値が増える機会を獲得することを意味します。
経験が積み重なっていけば、もちろんあなたの仕事のスキルも上達するはずでしょう。
このようにして、
あなたの想像以上に、あなたのビジネスパーソンとしての力が蓄えられていくのです。
50点で構わないから早く出せ
この「50点で構わないから早く出せ」というテーマの趣旨は、上司や先輩の力をうまく使い、総力戦で仕事を進めていってほしいということなのです。
優秀な学歴を持つプライドの高い若手はついつい100点満点の「答案」を提出しようとします。
なぜでしょうか?
自分の力を誇示したいからです。よく評価されたい気持ちがそうさせるのです。
けれども、
独力で作り上げることに組織は重きを置きません。
赤ペンを入れられ、やり直しを繰り返すことは恥でもなんでもないはずです。
提出をゴールと考えるのではなく、最初のフィードバックをもらう機会という気持ちでいればいいのです。
つまらない仕事はない
僕は、世の中の仕事につまらないものなどないと断言したい。単調な仕事だとしても、面白くする方法はいくらでもあるからです。
あなたがつまらない仕事だと吐き捨てる仕事はたいていの場合、定型的で面白みに欠ける性質の仕事であることが多いはずです。
けれども、
それらの仕事は基本・基礎であるがゆえに、あなたのビジネスパーソンとしてのベースを鍛え上げるものにほかなりません。
一見単調な仕事でも、足腰を鍛えるためには欠かせないものだと考えて臨んでください。見方を変えることによって、あなたが向き合う仕事はまったく違うものとして見えてくるはずです。
つまらないと思うあなたの心が仕事をつまらなく見せているだけなのかもしれないのです。
仕事とは未知の分野への挑戦の積み重ねである
注意3つの原理原則をどんなときにも死守してください。
そうすれば、
それだけ仕事のスピードが確実に上がってくると著者は言います。
と同時に、
あなたの目の前に次々とチャンスがやってくるはずです。
チャンスをものにすれば、
あなたの仕事はよりダイナミックなものに進化していくことでしょう。
勝負どころでチャンスをつかめた人が、より大きな次のチャンスの切符を手にするのです。
そうすれば、
仕事はどんどん面白くなっていき、つまらないという気持ちもきれいに消え去っているかもしれません。
あなたも、
驚くべきスピードで成長する自分自身を実感してみませんか。