あなたの残業はなぜ無くならないのでしょうか。真剣に考えたことがありますか?
残業について考えたことがないビジネスパーソンはいないはずです。
減らそう、なくそうとしても、遅々として進まないが現状でしょう。
実現したいのに、どこかで諦めてはいませんか?
残業をなくすための方法をこれから説明していきます。
今すぐできることから、かなりハードルの高いものまであります。
なかには「できるわけないだろう」もあります。
でも、実現するかしないかはあなたの行動次第です。
これからお話する方法を試みたことがなければ、ぜひトライしてみてください。
あなたの突破口になれば幸いです。
残業の根本原因とは
残業の根本原因は次の2つです。
- ボリュームオーバー
- 能力不足
大抵の場合、どちらかひとつではなく、その両方が関係しています。
1のパターンは、
- ブラック企業に勤務している
- 残業が当たり前の職場風土
- 残業が多いほど仕事ができるという価値観の上司が多い
- 単なる人手不足
- 取引先がわがまま
2のパターンは、
- 仕事に慣れていない
- 入社して日が浅い
- 業界経験が浅い
- 専門性が高すぎる
- 優先順位がつけられない
- 明らかに向いていない
- 基礎能力の欠如
となります。
心当たりありませんか?
残業しないための方法の土台となる考え方とは
残業を減らす、もしくはなくすために必要な心構えは以下のとおりとなります。
前提条件として、ここのところが共有できていないと、これからお話する解決方法は効果が発揮しづらいです。
- 思い切った手を打つ
- 何でも自分でやらない
- 仕事の完成度に目をつぶる
思い切った手を打つ
今までなんらの策を講じてこなかった人はいないと思います。
でも、残業は減らなかったし、なくならなかった。
そうであるならば、今まで考えたこともない、あるいはできるわけがないだろうと選択肢から外した方法を試すべきです。
頭から否定しないで。
何でも自分でやらない
とにかく人に任せられない人がいます。
特に部下に対して。
仕事ができると言われている人に多いです。
自分でやるから時間が足らないのです。
人に任せることを覚えましょう。
部下を信じよう。
仕事の完成度に目をつぶる
あくまで完成品を提供したいという思いの強い仕事人は少なくありません。
やたらに完成度を追い求めている人種です。
これも仕事ができるという人に多いです。
同時にスピードも追い求めるので、時間がいくらあっても足りません。
あなたはアーティストではない。
残業を減らす、しないための具体策とは
具体的な方法は次の3つとなります。
- 抜本的解決策
- 周りに協力してもらう解決策
- 自分でできる解決策
抜本的解決策
- 会社をやめる
- 配置転換(転勤)を強固に主張する
「そんなのできないよ」と言い張るでしょうか。
よく考えてみてください。
あきらかに自分の手に余る業務を行っているのならば、その場を去るべきです。
能力向上の見込みが立たないのであれば、結論は早いに越したことはありません。
お互い不幸ですから。
そうではなく、
能力も高く、実績があるにもかかわらず、仕事が終わらない場合、
あなたはブラックの渦に巻き込まれていないでしょうか。
自分の身を守れるのはあなた自身だけなのです。
つぶされる前に、決別しましょう。
周りに協力してもらう解決策
- とにかく他人に仕事をふる
- スケジュール管理を他人中心で考える
あなたが管理職だろうがそうでなかろうが、同僚・上司・後輩を問わず、仕事をあなたの手から離すことに集中しましょう。
器用貧乏になっていて、仕事が降ってきているポジションにいるのならば、一刻も早く抜け出すべきです。
あなたがやらなければならないことだけをあなたがやってください。
そうでなければ、他人にやってもらうのです。
スケジュール管理も同様です。
あなたが優先順位をつけることが苦手な若手や中堅社員であるならば、上司に直接確認しましょう。
あなたが管理職であるのならば、
業務の緊急度合いを部下や上長に確認し、それを優先的に片付けるだけで、組織もあなたの仕事もうまく回りだします。
部下や上長の業務進行を軸として自分のスケジュールをそれに合わせていくのです。
他人のスケジュールをとことん利用しましょう。
自分でできる解決策
- 思い切ってやらない仕事を決める
- テンプレートを使い回す
- 電話に一切でない
- メールは一日一回の対応とする
- ノー残業デーを死守する
すでに多くの人が試みていることもあると思います。
少しづつ時間の節約をする「ちりも積もれば山となる」作戦です。
これらのうち、いくつかを実践するだけで、30分程度の短縮は容易に実現します。
思い切ってやらない仕事を決める
現在の業務のうち、これはやめても決定的に業務に支障は出ないと予想される業務は思い切ってやめましょう。
大して影響が出ないことがほとんどです。
テンプレートを使い回す
仕事は毎度毎度、新しいことを要求されるわけではないはずです。
書式や資料はとにかく今まで使用しているものをベースにして使いまわしましょう。
流用の鬼となるのです。
電話に一切でない
電話は本当にタイムイーター(時間どろぼう)です。
この人は電話に出ないというポジションを社内外に一刻も早く認知させるべきです。
メールは一日一回の対応とする
業務時間の3割をメール対応に割かれているビジネスパーソンが少なくないそうです。
ホントかなと思いますが、無視できない程度を占めていることは否定できません。
ノー残業デーを死守する
会社で決めているのであればそれに従い、そうでないのなら自分で設けましょう。
決めたら、どんなことがあっても定時に帰りましょう。
次の日が辛くなるとしても帰りましょう。
なんとかなるものです。
そうやって、残業当たり前体質の体質改善を行って下さい。
そのうち残業しているとそわそわしてきます。
そうなれば解毒はもうすぐです。
残業を減らしたい、なくしたいはあなたの行動次第です
以上の方法のうち、できることから始めてください。
はじめれば、あなたの気持ちも変わりますし、あなたの行動により職場のあなたを見る目も変わります。
それを積み重ねていくことで、あなたの残業時間は見る間に減っていくでしょう。
あなたの状況を変えることができるのはあなたの行動だけなのです。