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組織で生き抜くビジネスマンの処世術満載!
中山てつや氏は言います。
人には、人それぞれ、自分に合った「落としどころ」が必ずあります。たとえ社内での評価が低くても、たとえ昇進できなくても、相性を越えたその先に、どこか必ず「落ち着く先」が存在します。
ビジネスパーソンの大目標を組織内における出世とした場合、次の著者の言葉はひとつの真理であると同時に、ひとつの慰めとなるものでしょう。
出世できるかどうかは、所詮「上司との相性次第」です。
本書は、組織人として酸いも甘いも噛みしめたベテラン勢には「あるある」と納得できる内容であり、若手にとっては、消化不良を起こしかねない「処方箋」であるかもしれません。
自分一人の力で世の中を渡っていく必要があるあなたにとっては、客観的な立場で自分の立ち位置を確認できる「物差し」のひとつとして本書は活用できるはずです。
こんな人にオススメ
- 組織内で悪戦苦闘するビジネスパーソン
- 人事部門
本書の構成について
本書は全部で5章から構成されています。
- 人事の本質は好き嫌い
- 人事制度に潜む罠
- 組織の中を生き抜くために
- ライフキャリアプラン
- ゴールデンステージで生涯現役
組織の中を生き抜くために
以下がポイントとなります。
- 上司の癖を見抜け
- 上司の上司との付き合い方
- 明日は我が身、我が上司
- 割り切りも処世術
- 方針転換に順応する
- 朝令暮改は当たり前
- 相性の悪い人は回避せよ
- 待てば海路の人事あり
- 言われたことだけをやる!
- 上司をほめ殺す
- 相性の悪い上司には「陰ぼめ」と「曖昧ぼめ」を
- 白黒つける必要なし
- 自分は自分、人は人が基本
- 自己啓発書はムダ
- 自分評価で納得する
- 転職もやむなし
パドー
なるほどがたくさんありました。
少なくとも、40歳を過ぎたら、他人の評価には惑わされないほうが賢明です。
誰かが言うように、世の中のすべての評価は、所詮、誰かの思い込みであるのかもしれません。
人生3つのステージ
会社員の人生は、大きく分けると次の3つのステージに分類されると著者は言います。
- 生まれてから学校を卒業するまでの期間
- 社会に出て、会社組織の中で仕事をする期間
- 組織から解放されて、やりたいことをする期間
3つ目の期間は、ゴールデンステージと呼ばれる期間です。
自由を得て、「やりたいこと」や「やってみたいこと」を実現する場となります。
ゴールデンステージは、自ら構築したライフキャリアプランの「目標到達地点」です。
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