驚くほど、就活生は書籍から情報を入手していない
採用担当なので、毎年多くの就活生の皆さんと接する機会があります。
折角の機会なので、時間の許す限り、個別の時間を設けるようにしています。
内定後は、より丁寧にコミュニケーションを取ることを心掛けており、様々な質問にも答えてもらっています。
本日は、そのような経験から特に気になっていることについて述べます。
それは、
就活生は驚くほど書籍から情報を入手していないという事実です
この事実を踏まえてあなたに伝えたいのは、
- 有力な情報源を自らシャットアウトするのはあまりにももったいない。
- 他の学生と差別化を図りたいのなら、有利に就活を進めたいのであれば、大いに書籍から情報収集・取得しましょう。
ホントもったいないよ。
大学生の読書離れは悲惨極まりない
現代の大学生の読書実態は「全国大学生活協同組合連合会」の調べによると次のようになります。
第54回学生生活実態調査
- 1日の読書時間がゼロの割合は48%
- 1日の読書時間が60分以上の割合は27%
- 1日の平均読書時間は30分
- 1ヶ月の書籍費は1,540円
2018年の秋に実施された調査結果を聞いて、あなたはどう思われたでしょうか?
「こんなもんだ「」、「壊滅的だ」に関わらず、これが学生のリアルです。
就活に関する書籍の入る余地はない?!
読書時間の中には、小説のような楽しみのための読書ももちろん含まれています。
であるならば、
就活に関する情報集取のための読書など始めから考えられないという解釈が妥当でしょう。
同時に、
経済的側面からもそう言えます。
書籍費が1,540円ということは、新刊小説の単行本1冊買えば、それで終了です。
どうあっても、
就活本を購買して読むという行為は就活生にとっては無縁のようです。
だからこそ差別化を図ろう
多くの就活生が就活本を手にとらないからこそ、あなたは手に取るべきです。
- なぜなら、そこには有益な情報が詰まっているからです。
- なぜなら、読み込むことによって、差別化が図られるからです。
情報はネットで十分
それでは不十分です。
ネットの情報は大いに利用すべきです。
しかしながら、
網羅性や一覧性に欠けてしまいがちです。
加えて、ベーシックなところをカバーしている情報が少ないように思われます。
なので、
それらを補完・強化する意味合いから、書籍を手にとって実際に読み込んで下さい。
出費が痛い
ネットの無料と比較するのならば、書籍の購買は俄然ハードルが高くなるはずです。
でも勘違いしないで下さい。
情報はお金を出して買うものなのです。
残念ながら、
値段のついている情報の全てがあなたにとって価値があるというわけではありません。
ですから、
いわゆる「身銭を切って」、情報リテラシーを高めてください。
経験を積んで、「情報の目利き」になるのです。
必ずやそれは、入社後のあなたにとって強力な武器となるはずです。
だって、ビジネスは高度情報化社会のうえに成立する経済活動なのだから。
どうしてもお金に困っているのならば、
キャリアセンターや図書館で借りてもいいでしょう。
でも、
]可能な限り、自分で買って、書き込みしながら大いに使い倒してください。
就活は情報戦
就活は情報戦です。
あらゆる情報源から情報を収集し、分析してください。
その中で、お金がかかるからといって、書籍を除外することは合理性に欠けます。
どんな本を選べばいいのか?
ご安心ください。
ご紹介しましょう。
次のうちから、ぜひあなたに合った本を探してみて下さい。