内定をもらったはいいが、どの会社に入社しようかと迷っているあなたへ
複数の会社から内定が出た結果、
入社する会社を決めかねている贅沢な悩みを持つ、あなた。
会社を絞り込む際の適切な方法について以下に説明します。
大いに参考にして、納得のできるジャッジを下してください。
絞り込み方法は、関係者に段階的に直接話を聞く
具体的には、
人事担当者に確認
先輩社員に確認
同じ内定者に話を聞く
それから、結論を出す 。
何が気になるのか
入社する会社を決めるにあたって、解消しておきたい項目はだいたい次の7つに別れます。
- 仕事内容
- 会社の将来性
- 給与賞与
- 福利厚生
- 勤務地(勤務場所)
- 勤務時間(残業・休暇)
- やりがい
このうち「やりがい」については、
感じ方、受け止め方が個人の数だけあるので、聞くだけ無駄とは言いませんが、参考程度に聞いておくことに留めましょう。
聞いた人間の「やりがい」があなた自身に当てはまるのかどうかは誰にもわかりません。
幸いにも、説明を受けた「やりがい」に納得できたのなら、そこで円満解決となるので結果オーライです。
もしも、納得できなかったのなら、そもそもあなた自身の「やりがい」の定義をもう一度洗い直す必要がでてきます。
少なくとも「やりがい」を入社の決め手にあげるならば、あなたの会社選びは迷走し始めるので、避けたほうが無難であると思います。
人に聞いて確認するのがいちばん
上記の1から6については、企業サイトをはじめ、データとして確認できるものが多いはずです。
就活中にもちろん調べていたとは思いますが、あらためて確認してみましょう。
確認する際には、少なくとも3種類の人間に直接あたって下さい。
- 人事担当者
- ひとつ上の先輩社員
- 同じ内定者
多角的に話を聞くことにより、総合的な判断をくだすことができます。
人事担当者に確認する
内定が出たあとに実際の就労条件を確認することはごく普通のことなので、納得がいくまで詳細に聞きましょう。
遠慮する必要は全くありません。
給与賞与については選考中にほとんど確認できなかったと思われますので、気になるところだと思います。
特に「手当」はどのようなものがあるのかをチェックしておくといいでしょう。
また、会社の将来性についてですが、正直、経営者であっても見通せない部分でしょう。
しかしながら、
「どのような方向に向かっているのか」は答えてくれるはずなので、参考にすべきです。
楽観論ばかり、悲観論ばかりが口をついて出ている場合は要注意かもしれません。
ひとつ上の先輩社員に確認する
先輩社員と懇談する機会を設けてもらうようにしましょう。
人選にあたっては会社主導ですから、会社にとって不利益を主張する人間を選ぶはずがありません。
いいことばかりしか言わないと勘ぐっていませんか。
しかしながら、盲点はどこにでもあります。
ひとつ上の先輩社員、つまり新入社員です。
まだ会社に染まりきっていないゆえに、ある意味客観性を持った意見が期待できます。
できれば、人事担当者を外した席を設定してもらいましょう。
まるっきりの「ぶっちゃけトーク」は望むべくもありませんが、かなりの「本音部分」は見え隠れするはずです。
特に、仕事内容を聞いてみましょう。
セクションによって、上司によって、違いはありますが、おおよそのイメージはつかめるはずです。
同じ内定者に話を聞く
懇親会に出席する機会があるのならば、最大限に利用してください。
日程的に先になるようでしたら、人事にお願いして他の内定者との接触機会を作ってもらうようにしましょう。
会社の情報を得たいのに、学生に話を聞く意味があるのだろうかとあなたは疑問視するかもしれません。
しかしながら、
同じ立場にいる他人の意見ほど貴重な情報はないはずです。
- 辞退しようと思っているのなら、その理由
- 入社しようと思っているのなら、その決め手
- 迷っているのならば、問題視しているポイント
それらは、間違いなくあなたにとって有効な情報になります。
きっと、あなたが見落としていたものを発見したり、あなたの感性を後押ししてくれることでしょう。
加えて、
入社後、同期となる人達の雰囲気をしっかりと確認しておくことは大事です。
なぜなら、
その人達の雰囲気は、社内の雰囲気と遠くないからです。
入社後、違和感のない学生に対して、企業は内定を出す傾向があります。
他の内定者が醸し出す共通の雰囲気が、社内の雰囲気に地続きであるのです。
不安はどこまでいっても解消できないものだから
もう一度いいます。
迷っているのならば、結論を出すために、人に会って確認をしましょう。
- データ的なものについては、人事担当者に
- 人事の発言の裏を取るために、ひとつ上の先輩社員に
- あなたの結論の後押しのために、他の内定者に
ここまでやれば、迷いに迷っているあなたも結論がだせるはずです。
それでも、結論が出ない方には次のことばをお送りします。
やったことがないことの不安は事前に100%取り除くことは誰にもできない。
間違っても、他人に決定を委ねるという愚行は犯さないでください。
責任をもって自分で決めることが、社会人の基本原理であるのだから。