最速&高コスパの内定ガイドの登場!
東京池袋にある就活塾「キャリアアカデミー」塾長の後藤沙織氏は断言します。
自分が納得できる内定を得られるかどうかは、限られた大切な時間を、いかに適切で効率のよい準備にあてられるかどうかで決まります。
本書は就活に関するポイントが非常にコンパクトにまとめられている一冊であり、オーソドックスな内容と作りになっています。
本書に書いていあることを隅から隅まで実践していけば、絶対に「納得の内定」が得られます。
ぜひ手に取って、通読してみてください。損はないと思います。
- これから就活を始めようとする学生
- あらためてポイント整理をしたい就活生
- 勉強熱心な採用担当者
本書の構成について
本書は全部で9章から構成されています。
- 自己分析からはじめよう
- 想いが伝わるエントリーシートの作り方
- 自分にとっての優良企業を見つける企業研究
- インターンシップを有効に活用しよう
- 効率重視で突破!筆記試験&Webテスト対策
- グループディスカッションは戦略的にのぞもう
- 内定を勝ち取る面接のルール
- 信頼度がアップする就活のマナー
- よくある就活のQ&A
付録として「内定者インタビュー&採用担当者座談会」が掲載されています。
- 就活って実際どうなの?内定者インタビュー
- 採用担当者本音トーク新卒就活の舞台裏
なぜ自己分析が必要なのか?
就活において、自己分析が一番大事!
ほとんどの就活生は自己分析の重要性を認識していますが、なぜ大切なのかを掘り下げて考える人はとても少ないです。
就活生のあなたにとって、自己分析が必要である理由は2つあります。
必要である理由
- 「自分の価値観・特徴」を見つけるため
- 企業選びの「軸」を知るため
「自分の価値観・特徴」を見つけるため
企業が知りたいのは、あなたという人間そのものであるはずです。
つまり、
あなたの持っている価値観やあなたという人間の特徴を知りたいのです。
人間とは経験の総体であると言えます。
だから、
あなた自身の人柄を知るためには、あなたの経験について語ってもらう必要があるのです。
自己分析とは、自分自身の価値観や特徴を明らかにし、整理することに他なりません。
整理整頓することで、はじめて企業アピールが可能となります。
企業選びの「軸」を知るため
現在日本にはざっと40万弱の企業が存在します。
その中から、あなたは希望する企業を選び出さなければなりません。
ものを選ぶときに必要なのは言うまでもなく、選ぶための基準です。
企業を選ぶ場合も同じです。
非常にたくさんの企業の中からあなたにとっての企業を選び出すためには、軸(判断基準)は不可欠なのです。
自己分析を行う理由のもう一つは、自分が選考を受ける企業を選ぶときの基準を明確にするためです。
自己分析は、自分の価値観と特徴を知り、軸を定めるために行うものなのです。
エピソードを話さない
就活で差をつけるためには、「エピソードの内容」より「経験を通して感じたこと、学んだこと」を話しましょう。
ここはとても重要です。
なぜなら、多くの学生が勘違いしているからです。
思い出してください。
企業はあなた自身を知りたいのです。
ゆえに、
経験したことをそのまま話しても何も伝わりません。
一般論ではだめなのです。
- サークル幹部としてイベントをまとめた
- ゼミ長としてチームをまとめた
- 海外留学で語学習得に励んだ
- アルバイトで顧客視点を持って働いた
これらは、どこかで聞いたことのあるありふれたエピソード(経験)です。
「作っている」とは言わないまでも、これだけでは、面接官に「あなた」は確実に伝わりません。
なぜなら、ここにあるのは一般的な学校生活の一断面だからです。
では、ごくごく普通ではなく、特別な経験が必要なのでしょうか?
特異(特殊)な経験など多くの学生にとって無縁の代物です。
ですから、
ありふれたエピソード(経験)を話すことに問題はありません。
必要なのは、
あなたが、ありふれたエピソード(経験)を通じて、感じたこと・学んだことをきちんと伝えることができるかどうかなのです。
同じ経験をしていても、人によって「感じること」は異なります。それがあなたの特徴となり、企業にも伝わります。
あなたをアピールしないとあなたは決して理解されないのです。
「一般論」をいくら話しても、面接官には一向に響きはしません。
「自分の感じたこと」は、誰とも異なる「自分の個性」です!
他人を思いやる気持ちを持つ
塾長の後藤さんは言います。
優良企業の内定を獲得するために最も大切なことは、「相手を思いやる気持ちを持つこと」つまり、「他者に貢献しようと思う気持ちを持つこと」にほかなりません。
企業は、世の中の役に立つために(誰かの役に立つために)存在しています。
ゆえに、
その役目・役割を必要とされなくなるのであれば、マーケットから退場を余儀なくされることでしょう。
優良企業とは、ある意味、世の中の役に立つ(誰かの役に立つ)、その貢献度が高い企業であるはずです。
だから、
「相手を思いやる気持ちや他者に貢献しようと思う気持ちを持つこと」を持ち続けることのできる学生と優良企業の従業員たちは、一緒に働きたいと願うはずです。
「納得の内定」を勝ち取りたいのであれば、他人を思いやる気持ちを持つことが不可欠であることは今さら言うまでもないでしょう。