自分を見つめ直し、将来の可能性を探求しよう
関西大学のキャリアデザイン担当者たちが執筆した本書は、大学1~2年次生を対象として、「ワークを通じてキャリアデザインを考える」ことを目的に編集されたキャリア教育科目のテキストです。
大学の講義(15回の授業で完結)のために作られたテキストとなります。
もちろん、就職活動をひかえた3年次生や就職活動中の4年次生に活用していただくことも可能です。
- いわゆるワークブックであるために、問題が適宜用意されていて、自分で考えながら書き込み、答え合わせをしながらディスカッションすることもできます。
- 自主学習も可能な丁寧なつくりです。
- ワーク(設問)を考えながら埋めていくことで、エントリーシートの下準備はこれだけで全く問題なし。
全部で3部構成となっています。
- 社会で働くとは
- 自分を知るとは
- 将来を考えるとは
本書では、皆さんがこの社会でどう生きたいのかに気づき、その実現へむけて将来を設計するための方法をわかりやすく解説しています。
自身のキャリアについて正面から向き合うためにぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
- 大学1・2年生
- 就職を真剣に考えている大学3年生
- 就活中の方
働くとは
次の2つがポイントとなります。
働くとは
- 自分のためでもあり、誰かの役に立つことをする
- 「やりたい・できる」をとおして役立つことを探す
企業で働くとは
次の2つがポイントとなります。
企業で働くとは、
- 自分の働く目的を明確にすること
- 社会・人々の暮らしを支える存在になること
私らしさとは
次の2つがポイントとなります。
私らしさとは、
- 個人のもっている特性や持ち味のこと
- アクション=行動を起こす際に現れるもの
人は「want」「can」「 must」に関わらず、アクション(行動)を起こす際に、必ず自分の「内的キャリア」を発揮し生かそうとします。それこそが、「私らしさ・自分らしさ」のことです。
「やりたいこと」「できること」「やらなければならないこと」をしている時に、あなたらしさが最も表に現れるのです。
あなたのワークとライフを考える
ワークとライフを考える
- ワーク(職業人としての生活)
- ライフ(個人としての生活)
この両方を充実させることができれば、自分らしい人生を過ごすことができます。
ワークを単純に「仕事それ自体」や「生活の糧を得る手段」として捉えるのではなく、「生活」であるとする指摘がポイントだと思います。
自分の将来は設計図通りにはいきませんが、地図のない旅の末路は惨めなものです。
あなた自身のために、あなたの手で、まずは「あなたの地図」を作ってみませんか。