インターンシップ参加の目的意識が薄い学生が急増しています
就活は実質上、インターンシップの参加から始まります。
ここ数年で完全に参加はデフォルトになりました。
インターンシップ参加の目的は現在次の4つに集約されます。
- 選考の一環
- ウォーミングアップ
- 就業体験
- 情報収集
きちんと目的感を持って参加しているでしょうか?
ただ参加するだけでは、あまりに勿体ない。
選考の一環として
大手企業の中にはインターンシップの参加実績を3月1日以降の説明会参加の条件としているところもあります。
人気企業は狭き門ということです。
インターンシップに参加しないと説明会に参加できないというシステムを知らない人がいます。企業によって対応が異なるので早めに情報収集しておきましょう。
ウォーミングアップとして
本格始動を前にしてのウォーミングアップの意味合いで参加する学生は夏場に特に多いです。
年が明けてからは本格的な絞り込み意識での参加が大半となります。
秋までは「先んずれば人を制す」の精神にて意識の高い学生の肩ならしといったところでしょうか。
場馴れは大事です。年内は気軽な感じで多くの企業をみてまわるということは大切といえば大切。
就業体験として
10年前まではこの就業体験の意味合いがほとんどでした。
就職活動時期の変動により、すっかりの様変わりです。
現在年が明けるまでは(特に夏場)は1日や半日が主流です。
秋からは5日間などの魅力的な体系的なプログラムを実施する企業が大手を中心に目白押しとなります。
5日間開催というのは人的余裕のある企業のなせる業なのでうらやましい限りです。
できれば5日間開催に参加しておきましょう。多くの得るものがきっとあるはずです。
情報収集として
企業情報、業界情報、就業情報を問わず、足を運ぶことによって有益な情報を得ようとする学生は一定数います。
何度も言いますが女性のほうが行動的な学生の割合が多いです。
ネット上の情報がいかに限定的であるかがよく理解できるでしょう。
進んで企業に足を運ぶべし。
就活は情報戦です。情報を積極的に取りに行くという能動的な態度を最後まで貫きましょう。
インターンシップの意味とは
インターンシップは企業と学生のファーストコンタクト機会となります。
ゆえに、その時の第一印象を土台としてその後の理解が概ね形成されていきます。
だからこそ互いにとって非常に大事な場となります。
学生のなかにはカジュアルな感覚を持ちすぎるひともいます。
選考ではもちろんありません。
けれども選考に繋がる大事な機会であるという認識は強く持ってください。
企業サイドにとっても説明会と同等以上に大切なイベントという認識です。
現在、多くの企業にとってインターンシップは説明会の一種という位置づけであると言っても言い過ぎではありません。
インターンシップにおけるエントリーシートについて
設問数は1~5程度であり、1項目あたり200~300文字といったところが標準的です。
が、合計文字数は1000字程度となり決して少なくはありません。
基本的には企業サイトを丁寧に読み込めば、何を求めているのかの真意がわかる設問が多いです。
よって安直に書き飛ばさないようにしましょう。
同時に書いた内容は必ず手元に控えて置いてください。
選考がすすむ中で、内容に関する質問をする企業もあります。
設問の趣旨をとにかく考え抜くこと。真意は必ず設問の中に埋まっています。
インターンシップ参加の心構え
選考の一環である会社でない限りは、以下のようなスタンスでいいかと思います。
- 見聞を広める
- 社会人との会話の機会のトレーニング
- 就活生としての心構えの形成
夏場は広く浅く始めるというのが丁度いい塩梅であると思います。
最初から飛ばして先手必勝という考え方もあります。
超短期決戦はないので10月ぐらいまでは自分のペースでできるだけたくさん足を運ぶぐらいで丁度いいでしょう。
選考ではありませんが、選考に繋がる大事な機会であるという認識はくれぐれも強く持ってください。
忘れてならないのは、「常識ある行動は最低限守りましょう」という意識です。