新しい働き方、幸せと成果を両立するモダンワークスタイルのすすめを読む

投稿日:2017-02-06 更新日:

 

「働き方改革」を超えて⇒

ワークスタイル変革を実行し、注目を浴びている日本マクロソフトとの業務執行役員である著者は、多くの日本企業の活動を見てきた経験に基づき「働き方改革」に警鐘を鳴らします。

いま、本当に求められているのは、労働量の維持だけではありません。効率的にアウトプットを出す働き方、つまり働き方の質の改善です。

質の足りなさをなんとか量でカバーしてきた、もしくはカバーしてきたと思っている労働者と企業にとっては、どうあっても耳を貸したくないセリフであろう。

しかしながら、もう貸さないわけにはいかなくなった。

ご存知のように、労働人口の急激な減少に我が国が直面しているからである。

著者はさりげなく、一太刀をあびせます。

労働力を維持し、誰もが働きやすい環境を整えようというアプローチの「働き方改革」は、誤解を恐れずにいえば、福利厚生的発想による労働環境整備にすぎません。

人事部門に携わるひとりとして、この言葉は耳をつんざきます。

なぜなら、その通りの真実だから。

しかしながら、ここからはじめないと何も始まらないのが、わが国の労働環境の実態であることもまた真実でしょう。

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生産性の向上を目指して

結論からいえば、同じ労働時間でより多くの結果を出す、「アチーブモア」の働き方を全社員が追求すべきなのです。これが企業の目指すべき「もうかる働き方」であり、社員の目指すべき「より多くのことが実現できて働きがいを持つ」「働いて幸せを感じる」ための唯一の方法です。

働き甲斐が儲けと遊離しているのであるならば、それは企業にとってなんらの意味を成さない。

働いて幸せを感じることのうちのひとつは、働きが金銭的報酬にきちんと反映していることであるはずだ。

ゆえに、働くことに真摯に向き合うのならば、すべての従業員が、いまよりもっとおおくのことができるように、もっとおおくの喜びが得られるように、効率のよい働き方を目指さなければならなくなる。

そうしないと、企業価値は向上しないし、金銭的報酬増加の可能性がしぼんでしまう。

残念なことに、現在わが国は、統計上はきわめて非効率な働き方しかできていないらしい。

つまり、働けど働けど結果が出ない、という厳しい状況が、いっこうに改善しないままなのです。これは、いますぐにでも意識を変えなければなりません。

できれば、努力した分だけ前進したい。

安直に時間を投下するのではなく、創意工夫が何よりも希求されている。

労働観を変えよう

移民や解雇の問題は、議論の余地がありますが、ようやくリスクを負って、さらなる成長(アチーブモア)に動いたという意味では、「変革するのはいましかない」と日本政府も認識していることだけはたしかです。

議論の余地どころか、越えるべき難題でありますが、ここをクリアしないと始まらないというところに来ているのも確かです。

世の中がいま、動き出しています。

そうなれば、いままでのような「汗を流して長時間働く人が偉い」という日本特有の評価は通用しなくなり、「いかに短い時間で成果をあげるか」という評価軸に一変するでしょう。

労働に対する評価軸を「時間」から「成果」に移行することは一筋縄ではいきません。

成果主義の導入が、一過性のブームに終わったことからも明らかでしょう。

というのも、時間をかけることが、手っ取り早くて、一定程度の成果を出してきた事実を労働者であるわれわれが経験的に理解しているからです。

評価軸の変更は、理解、浸透、定着に時間が掛かりそうです。

これからの労働者像

「あなたは、企業に就職して勤務がしたいのか、仕事がしたいのか」就職活動をする学生の前で講演する際に、私は必ず、この問いをすることにしています。

少なくない若者がすでに気づいています。

仕事人として自分が活きる職場が、最良の働き場所であるということを。

逆説的ではありますが、どんなところでも働くことができ、どんなところからも求められる人材だからこそ、いまいる企業に多く貢献できるのです。

この流れが、雇用の流動化を促進し、副業兼業解禁へと確実に繋がります。

やがて、労働者と企業は、契約上の対等性を実際の雇用関係の上でも実現する、そのようなイーブンの関係に限りなく近づいていくのでしょう。

なぜなら、両者共に、アチーブモアを求めていくのだから。

 

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水たまりの一滴

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