Thinking-Puddle

現役人事部長の 雑記blog

当然知ってるよね「仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか」

投稿日:2017-08-11 更新日:

 

何か特段いつもと違ったことをやるということはありません⇒

モチベーションに関する誤解もしくは偏見を本書は豪快に吹き飛ばしてくれる。

昔から思っていてあまり声高に言えないことがあった。

それがモチベーションに関する次の2つの事柄である。

  1. 仕事のパフォーマンスにモチベーションなど関係ない
  2. 部下のモチベーションを上げる義務は上司にはない

大きな声で主張すると人事マンのくせにと言われかねないと控えていた。

気が小さいものですから。

しかしながら、本書を読むと概ね自分自身が感じていたところがそんなに突飛な考えではないことが判明した。

ミック
ああすっきりした
スポンサーリンク

何でもかんでもモチベーションのせいに

モチベーション。

便利な言葉である。

  • 仕事ができないこと。
  • 仕事が進まないこと。
  • 仕事のパフォーマンスがパッとしないこと。

すべてモチベーションのせいにして、一丁上がり。

「モチベーションが上がらない(上がらなかった)。だからしょうがない」

やる気というものは自分自身の内面のはずなのに、それが高まらないことについては外的要因に責任を求めたがる。やる気すら、自分から切り離して、第三者的に扱ってしまうのだ。

いわゆる当事者意識のない評論家症候群と言うやつですね。

ここでは重要な事があらためて確認されています。

やる気というものは自分自身の内面のはずなのに、と。

そうです。

やる気は内面に属するカテゴリーです。

従って他人がどうこうできる領域ではありません。

ゆえに、部下のモチベーションを上げることは赤の他人の上司に求めることには無理があります。

「良識派」がぐちゃぐちゃ言いそうですね。

はいはい。

百歩譲りましょうか。

上司にできることは、せいぜい部下のモチベーションを下げる外的要因の排除程度ということなのだ。

間違っても「上げる」を左右する立場にはだれも立ってはいません。

立っていると思うのは勝手ですが、それは砂上であることをまずは自覚すべきです。

プロであるならば

想像してください。

モチベーションが下がっているから本日のパフォーマンスは期待できませんと宣言するプロフェッショナルがこの世にいるでしょうか。

仮にそのような言葉を口にするならば、もはやプロ失格、もしくはそもそもアマチュアであったということです。

プロフェッショナルはモチベーションが最高潮に達していようが、どん底であろうが求められるパフォーマンスを叩き出します。

ゆえにプロフェッショナルと呼ばれているはずです。

あなたはお金を貰っている限り、どのような仕事、職務につこうがプロです。

ゆえに、あなたにとってモチベーションとパフォーマンスは全く切り離されたものなのです。

ここがおそらく、プロフェッショナリズムの一丁目一番地。

著者の違和感

著者はモチベーションは人材マネジメントの中心的テーマと理解しながらも、企業が積極的に取り上げるべきであるという論調になにかしらの違和感を覚えていたようです。

その違和感は次の3点に集約されます。

  1. 個人の内面である点
  2. 個人的理由に最も大きく左右される点
  3. モチベーションが上がらない、やる気が出ないとは、食うに困らぬ立場にいる人の贅沢な悩みと思えなくもない点

全く同感です。

モチベーションの先へ

モチベーションが上がっているので仕事がノリノリというのは単なる結果論です。

モチベーションが下がっているので仕事が進みませんという「思い込み」や「迷信」が頑強にはびこっているために、勘違いのアクションが作動します。

「ならば、モチベーションをあげて仕事のパフォーマンスをあげねば」、と。

モチベーションという罠から逃れられたとき、あなたははじめて「仕事人」になれるのです。

最新記事はこちら

  • この記事を書いた人
パドー1000

パドー1000

現役人事部長のパドー1000と申します。雑記blog「シンキング・パドー」を書いています。
カテゴリーは、人事・仕事・就活・受験・活字・映像・音楽・競馬・アート・ファッション・ライフ。
詳しいプロフィールへ

-仕 事
-

Copyright© Thinking-Puddle , 2017 All Rights Reserved.