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「偽りのドラマ」を堪能できてあぁ良かったが、今の偽らざる心境(まとめ)

投稿日:2017-03-22 更新日:

1-3月は秀作ぞろい⇒

楽しみにしていた新春ドラマが終わってしまった。

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さびしい。

予定していなかったドラマを見ることにもなりましたが、次の4作品は最後まで楽しく視聴できました。

  • スーパーサラリーマン左江内氏
  • 嘘の戦争
  • A LIFE
  • カルテット

視聴率がどうのこうのと煩いことをいう輩もいますが、いいものはいいです。

この4作品はどれもこれも、結果として「偽り」がテーマでした。

大変興味深い。

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偽りという主題

「自分に正直に生きること」が過度に持ち上げられる現代において、「偽ることの哀しみや優しさ」を正面から取り上げたこの4作品を毎週楽しみにしていた自分がいました。

出演者の魅力もさることながら、脚本や演出のキレが冴え渡りました。

鑑賞に耐えるドラマ。

人生は少しばかり複雑にできている。


スーパーサラリーマン左江内氏

自らの身分を偽り正義の味方として人助けに邁進するサラリーマン。

しかしながら、その献身的な努力を人々の記憶から消し去る必要から毎度毎度忘却光線が放たれます。

ある種必然的で気持ちのよい偽りが繰り返されます。

ヒーローであることの覚悟と自覚が中途半端なこの主人公は、最後まで自分自身を偽ることがありませんでした。

あくまで、自然体で自発的に自分本位ではなく自己犠牲ばかりでもなく、職務に邁進します。

そう、毎日のわれわれを見ているようです。

でも、そこには自己憐憫もサラリーマンの悲哀も感じられませんでした。

心地よい自己肯定が開かれていました。

ギャグ満載で遊びすぎの部分も無きにしもあらずでしたが、気持ちよく主人公に感情移入できたいい作品であったと思います。

 

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嘘の戦争

偽りのオンパレードです。

詐欺師の物語ですから当然なんですが全編嘘で塗り固められています。

偽ることでしか生き延びることができなかった人たちがクローズアップされます。

生きることの条件に、正直という選択肢をあらかじめ剥奪された人たちの生き様が描かれています。

偽りは無条件で悪であると断罪できないであろうと、見る者に判断を突きつけてきます。

と同時に、幸せは正直の中にだけ存在するものではないという真実も思い出させてくれます。

非常に重いテーマを扱っているにもかかわらず、抜くところは抜く演出が見終わった後のほどよい充実感を喚起させます。

上手いです。

A LIFE

沖田と壮大はともに一人の女性をめぐり「偽りの時間」をたくさん重ねてきました。

もちろん、深冬も例外ではありません。

行くところまで行かないと、偽りを脱ぐことができない、そのような人生の結末はハッピーエンドばかりではありません。

自信とは、ある意味、偽りの上に構築されるものです。

この三人は徹頭徹尾、愛される自信に関しては自分を偽ることができなかった人たちです。

愛されることに疑心暗鬼になれば、当然に不幸に突き当たるしかないのでしょう。

ゆえに、恋は盲目ぐらいでちょうどいいのだろうか。

 

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カルテット

このドラマには、最後にとんでもない偽りが仕込まれていました。

しかしながら、それは彼ら四人のメンバーの間にある親愛の情が偽りではないことを証明するための試練であったはずです。

「正しい音楽史」にとって彼らの出す音はなんらの意味もなく、彼らの活動は偽り以外のなにものでもないと口汚く罵られます。

が、一見自己満足と見紛う彼らの行為は、音楽が音楽であることの秘密に否応なく触れてしまいます。

なぜなら、音楽とは虚偽と真実の全部を含めたその人の一切合切が露呈してしまうのだから。

偽りの人生を余儀なくされた人生こそが音楽に力強さをギフトしてしまうのでしょう。

ゆえに、彼らは決して音楽を止めることはありません。

そのような可能性に希望に満ちたエンディングでした。

素晴らしい。

 

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良質な作品がいくつもあり、一週間を充実した気持ちで過ごすことができました。

この春からのドラマはどうなんでしょうか。

要チェックですかね。

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パドー1000

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