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千葉雅也の「勉強の哲学」、情報刺激の海で溺れないためのたったひとつの方法

投稿日:2017-05-20 更新日:

 

勉強のユートピア時代だからこそ⇒

気になっていたので、勉強方法・勉強論に関する本書を手に取ってみた。

情報過多の現代において、そうであるがゆえに考える余裕をわれわれは奪われていると著者は言います。

思考以前に、ノれるかどうかなのです。

共感の強要がともすればインフレーションする。

共感、それは言い換えれば、集団的なノリです。

情報過剰の状況を積極的に活用し、自分なりに思考を深化させるためにどうしたらいいのか。

ノリに流されるのではなく、勉強の手応えをひとつひとつ手にすることが推奨されています。

あえてノラないで、流れの中で立ち止まること。

「ノリが悪くなること」が目指されるのです。

本書は勉強することの意味を原理的に考えるためのヒントに満ち溢れている良書です。

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勉強を深める

勉強とは獲得ではないと考えてください。
ミック
おゃ??
勉強とは、喪失することです。
キース
なに??

今までのノリの良さをある意味、捨て去ることなんでしょう。

氷の上を滑っていくようなスピード感も心地よさも一旦廃棄する。

そうして、ぎくしゃくや停滞を受け入れ、全く違うステージに自分を置くのです。

移動するイメージでしょうか。

ごんぞう
それはそれはシンドイ行為ですね

だから、ひとは本能的に「勉強」を避けるのでしょう。

自己破壊としての勉強

むしろ、勉強とは自己破壊である。そうネガティブに捉えたほうが、むしろ生産的だと思うのです。

思考の制限としての殻をぶちこわすことの不断の運動。

それが勉強という行為の本質であるのでしょう。

もちろん、その行為には目的があるはずです。

それは、「自由になる」ためです。どういう自由か?これまでの「ノリ」から自由になるのです。

ノリと呼ばれる思考の自動化を制御する。

言い換えれば、思考の垢を落とすということ。

ミック
ああ、サッパリした

不自由からの逃走

ただの勉強が求められているわけではない。

深い勉強が希求されている。

私たちは、同調圧力によって、できることの範囲を狭められていた。不自由だった。その限界を破って、人生の新しい「可能性」を開くために、深く勉強するのです。

深く深く潜れ。

ハチワンダイバーのように。

自由になるということ。それは、いまより多くの可能性を考え、実行に移せるような新しい自分になるということです。

この意味から、人は一生勉強しなければならない。

誰もが生涯一学徒であるのだ。

情報刺激の海で溺れたくないすべての人に本書をオススメします。

キース
現代思想の知識をベースとした新しい勉強論ですね

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パドー1000

パドー1000

現役人事部長のパドー1000と申します。雑記blog「シンキング・パドー」を書いています。
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