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現役人事部長の 雑記blog

「持たない幸福論」逃げるは恥でもなんでもなく、しかも大いに役に立つ

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緩やかな逃走論の誕生⇒

さあ、逃げろ

独自の生き方で多くの若者の共感を得ているpha氏は、あとがきにおいて次のように言っています。

この本は、本で得られる知識と、僕の怠惰な生活と、お金がなくてもいろんなことをやっていく具体例みたいなものの三つを、シームレスに繋げて混ぜ合わせて、できるだけ読みやすい文章にしてみた、という感じだろうか。

世の中にはいろんな「頑張り方」が存在します。

  • 死ぬほど頑張る
  • 死ぬ気で頑張る
  • 死んでも頑張る
  • ほどほどにがんばる
  • ベストを尽くしがんばる
  • やれるところまでとりあえずがんばる
  • できないものはできないとしてがんばる
  • 肩の力を抜いてがんばる
  • できるだけ頑張らないようにがんばる

当事者にとってはどれもが正解です。

どれもが正解という考え方がようやく広まりつつあります。

同調圧力の圧が少しだけ弱まってきているような気がします。

それだけ生きやすくなり、価値の多様化が少しずつ少しずつ浸透してきている。

いい流れです。

 

本書の目次

  1. 働きたくない
  2. 家族を作らない
  3. お金に縛られない
  4. 居場所の作り方

ページをめくると容易に理解できますが、著者は刺激的な意見、扇情的な考え方を一切していません。

ひとが社会で生きるときに、通り一遍の没個性的な「規範」は常に立ちはだかります。

そのような壁に対してノーと唱えているのです。

ゆえに、共感を持って読み終えることができました。

闘争としての逃走

逃げるが勝ちもある

逃走とは極めて有効な闘争の手段です。

著者は積極的に逃げることを勧めます。

ここは浅田彰氏の逃走論を彷彿とさせる。

ああ懐かしい。奇しくもいずれも京大で学ばれている。

自分に合わない場所で苦しむよりはそこから逃げてもうちょっと自分が楽でいられる場所を探せばいい。世の中の生きる場所は無数にある。僕自身も逃げて楽になった一人だ。

逃げるという行為を情けないや卑怯者、根性なしと一刀両断にする固定的な価値観はもうそろそろ衰退してほしいものです。

どこで見切りをつけるのか、どこまで我慢するのかは簡単な問題ではもちろんありません。

しかしながら、これはしんどいなと思ったのなら、一旦やめるという方法論は持つべきです。

何も始まる前から逃げ回るのは論外ですが、やり通すまで走り続けるというのもあまりに芸がない。

逃げるというから、なにかネガティブなイメージが付きまとうのでしょうか。

距離を置くと言い直します。

距離を置くこと。

これは実に効果的な戦い方のひとつなのです。

生きる上で大事なこと

幸せになりなさい

著者は言います。

じゃあ生きるにおいてほんとうに大事なことは何かというと、「一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること」と「自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかをちゃんと把握すること」の二つだと僕は思う。

  • 人は一人では生きていくことはできない
  • 人は幸せになるために生まれてきた

だからこそ、自分を大切にし、他人を尊重しなければならないのでしょう。

今は落ち込んでいるあなたへ

生きてるだけで丸儲け

逃げることはちっとも恥ずかしいことではありません。

正面から戦うだけが闘争ではないのです。

刃が立たなければ一旦、後退。

逃げ切れるのであれば逃げ切ったほうが勝ちという場合もたくさんあります。

戦い方のオプションにぜひ撤退・退却・逃走を加えてください。

そうすれば、生き残る確率は飛躍的に伸びるはずです。

生きてなんぼ。

生きてなんぼなんですよ、人生は。

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パドー1000

現役人事部長のパドー1000と申します。雑記blog「シンキング・パドー」を書いています。
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