「外資系コンサルの知的生産術」論理思考を学んでもなぜ成果を叩き出せないのか?

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どうして、論理思考やフレームワークを学んでも知的成果を生み出せないのか⇒

このエントリーを書くために以前に読んだ本書を読み返している。

やはり勉強になる。

思考する武器が欲しくて片っ端から「思考術」関連の書籍を読んでいた時期がありました。

「しっくり」きたものもあれば、途中でゴミ箱行きも数知れず。

その中で本書は思い出深い一冊となっています。

なぜか?

そもそも「思考の技術」だけを高めても、知的生産性は向上しないのです。

ガツンの一撃でした。

知的生産性というのは「思考の技術」そのものよりも、「情報をどう集めるのか」とか「集めた情報をどう処理するか」といった「行動の技術」、いわゆる「心得」によってこそ大きく左右されます。

当時、行動の技術が五里霧中であった我が身には一筋の光明であったことは否定できない。

「心得」が欲しかったんだ。

そして本書は、まさにこの点、つまり「知的生産のための心得」について書かれています。

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本書の構成

本書は前半部と後半部の二部構成です。

前半部は次の4つ。

  1. 知的生産の戦略
  2. インプット
  3. プロセッシング
  4. アウトプット

それぞれのステップにおいて必要になる行動や心がけ、すなわち「心得」について丁寧に解説がなされています。

後半部は、知的生産のクオリティや効率を中長期的に高めていくために、どのように知的ストックを厚くしていくのかについての記述が続きます。

一発芸を超えて

こういった特性を持った知的生産において、思考技術一点だけに焦点を当てて鍛えても、それはプロセスの中の一局面でしか使いようのない一種の「一発芸」を身につけるのと同じことですから、知的生産性が上がらないのも当たり前なのです。

思考力のみで行けるところ(範囲・射程)は、たかだか「一発芸」の領域でしかない。

思考力がどんなに優れていても「動き方」を知らなければ実社会では評価を得ることができない。

頭でっかちや机上の空論にお金を支払うほど世の中は寛容でも豊かでもないのだ。

思考技術のトレーニングではなく

具体的に手や足をどう動かすか?という「行動技術」、つまりは「心得」のトレーニングなんですね。

行動の部分に焦点を当てて書かれている「思考の技術書」はそんなに多くありません。

この意味からも本書は一読に値します。

九十九の心得を読んで

かつて仕事の生産性を上げたいという気持ちから本書を手に取りました。

が、本書はもしかすると受験勉強を開始する高校3年生やもしくは仕切り直しを図りたい浪人生にとって最も有益であるのかもしれません。

実際、息子の受験勉強の計画について検討する際に、本書の第一章「知的生産の戦略」を幾度も読み返しました。

ここには計画するためには何が大事であり、何を最初に決めなければならないのかが簡潔に的確に記されています。

どのような知的生産物を生み出せば、この局面で勝てるのか?という点につての見通しをつける。ここが、知的生産全体の成否を分ける前半での大事なポイントになってきます。

パドー1000
ふむふむ

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行動を活かすも殺すも「目的」次第であることは言うまでもありません。

目的は分かっていると思っている場合が大半です。

しかしながら、思い込んでいるケースが多いのも事実でしょう。

99の心得により「目的」がすっきりと目の前に姿を現すはずです。

そうすれば、しめたもの。

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