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現役人事部長の 雑記blog

企業の本音はOBを訪問しても今やゲットできない。じゃあ誰に聞けばいいの??

投稿日:2017-09-03 更新日:

人事以外の社員に会って本音を聞き出したいという学生が後を絶たない⇒

学生は本音に飢えています。

企業の真実を知ろうとOB訪問を繰り返します。

なぜなら、人事は綺麗事しか言わないからだという偏見に染まっているからです。

ゆえに、OB訪問をして「本当のところ」を聞き出したいのです。

OBは本当のことをしゃべる(キッパリ)。

それこそが偏見です。

「本当のところ」を知りたいのであれば、人事課長もしくは人事部長に時間を作ってもらうしかありません。

それが「真実」に至る唯一の道なのです。

 

人事部がすべてお膳立て

学生が接する社員の全ては人事部がすべてお膳立てをした人物たちです。

なぜなら、不用意な不注意な発言により間違った印象や認識を持たれることを回避したいからです。

息のかかっていない人間はいないと考えてください。

OB訪問だろうが、説明会だろうが、座談会だろうが、全て人事がセレクトした社員です。

断片的情報
個人的に親しい先輩を訪ね、本音を十分に聞けましたという場合もあるでしょう。生の声を聞けたので何かを了解したつもりになりがちです。あくまで一個人の見解であるということを忘れないようにしましょう。特にネガティブな意見が出ているときは、それが全体的な傾向であるのか、彼(彼女)が持っている個人的な不満なのかが見えないので特に注意が必要です。くれぐれも無条件に受け入れないように。

クレバーな人たち

不用意な不注意な発言をしない、もしくはしないであろうという人物が選ばれます。

従って、基本的にはスペックの高い、できるという評価を社内で得ている人たちです。

当然に選考において自社に不利益になるような事柄を自ら進んでべらべらと喋ることはほとんどありません。

これは不誠実な態度なのでしょうか?

就活における誠実さってなに?

就活においては学生と企業はイーブンの立場にあります。

イーブンの立場とは情報の提供と受領という側面においてです。

トランプゲームを思い出してください。

カードは常に相手には見えません。

自分のカードは自分にだけ見えているのです。

お互い五分と五分なんです。

就活においてはお互いのことを出来る限り知ろうと試みます。

ゆえに、事あるごとに質問をし、それに答えるを互いに繰り返します。

就活における誠実さとはなんでしょうか?

私はこう考えます。

聞かれたことは誠意を持って答える。

では、不誠実とはどのような態度でしょうか?

言うまでもありません。

嘘をつくことです。

人は、聞かれないことには答えることができません。

ゆえに、聞かれないことを自ら喋ることは誠実でも不誠実でもないと考えます。

自分のカードを進んで相手に見せることは誠意でも何でもありません。

そうすることでむしろゲームは成立しなくなってしまいます。

学生のあなたは卑怯だ、それでは困ると大きな声を出すでしょうか。

立場は同じ(イーブン)なのです。

あなたは選考に不利なことを人事に聞かれもしないのに自ら告白するでしょうか。

そのような「正直者」にすくなくとも私は出会ったことがありません。

毎年数百名の学生に会いますが、今までお目にかかったことは一度もありません。

なぜでしょうか?

簡単です。

こちらが聞かないからです。

内定後、それは先に言うべきでしょうといった事情の学生は珍しくありません。

それは卑怯だ、詐欺だと騒ぎ立てる人事はいないはずです。

だって、聞かなかったんだもの。

彼(彼女)は誠実でも不誠実でもないのです。

ビジネスの世界は事が終わったあとは「確認しなかったもん負け」が当たり前ということ。

ネット情報
あなたもネットの書き込みを確認したことが一度ぐらいはあるでしょう。大抵の場合、ネガティブな情報しか書き込まれていません。しかも退職者もしくは退職を考えている者が大半です。まるっきり嘘が書かれているとは思われませんが相当の割引が必要です(但し、明明白白なブラック企業は別です)。なぜなら、不平不満があるから退職もしくは退職しようとしているからです。そのような人間が建設的な意見を書き込む道理はありません。どこの誰ともわからない匿名の情報に躍らされるほど危険なことはないのです。実際に選考に進んでいるあなた自身の目をあなたが信じないで誰が信じるのでしょうか。

真実を求めて

先程言いましたようにクレバーな若手社員が対応します。

ゆえに、ごくごく自然に「いいことだけ」を吹き込まれて納得したつもりの学生が出てくるかもしれません。

軽く、一丁上がりというやつです。

恐ろしいですね。

OBは本音を語ってくれるという先入観から疑う気持ちがはなから消失しているからでしょう。

それでは、誰を信じればいいのか?

さて思い出してください。

ギリギリの誠実さを見せる

人事部の課長や部長といった役職者は採用活動の責任者です。

ゆえに、SNS全盛のこの時代に嘘がまかり通るとはまず思っていません。

しかしながら、採用実績を上げるためにあらゆる努力を尽くそうとします。

触らぬ神に祟りなし的に沈黙しているだけで済む時代は今は昔です。

非常に本音が言い辛い立場にいる人間ほど実は信用できるのです。

なぜなら、学生に対してできるだけ本音を語ってほしいと心の底から願っているからです。

相手に求めていることは当然に自分にも向かいます。

できる限り本音を語らなければならないのだと。

そうしないと学生はこちらを振り向かないことを知り抜いているからです。

しかしながら、そこはプロです。

ぶっちゃけトークなど望むべくもありません。

それをやってしまうと職務放棄です。

なので、ぎりぎりのところを突いた物言いばかりとなります。

真実の近くに連れて行ってくれるのは部長&課長だけなのです。

察しのいい学生であればそれだけでピンとくるはずです。

悲しいかな、人事部のなかでも経験不足の者にはできません。

彼(彼女)ができるのは「口をつぐむ」か「すべてを暴露する」かの両極端だけです。

よって暴露の内容が正しいか否かは別として、真実のへの引率者として彼(彼女)の出番は全くありません。

食うか食われるか

企業の「本当のところ」を知りたいのであれば、人事部の課長や部長に直接話を聞く機会を作るのです。

絶好の機会は「説明会が終わったあと」です。

「質問があるので少しばかりお時間をいただけますか」と要求すれば、予定がない限りは応じてくれるでしょう。

説明会に課長さんや部長さんが参加していたのなら、それは千載一遇の好機と思ってください。

覚えておいてほしいのは、そのような場合、気の利いた人事マンであれば、チャンスとばかりにあなたにも突っ込んだ質問をしてくるということです。

丸裸にしようと考えているはずです。

その覚悟をもってこちらも相手を脱がしにいきましょう。

ビジネスは食うか食われるかなのです。

まとめ

  1. OB訪問での話を鵜呑みにしない
  2. 座談会での若手の意見はあくまで参考に留める
  3. 企業の本音に近づきたいのなら人事課長・人事部長と話す機会を作る
  4. 説明会終了直後が絶好の機会である
  5. 本当のところを聞きたいのならこちらも腹を割る覚悟を持つ
  6. 情報収集はギブアンドテイクであることを忘れない
ミック
積極性だけがあなたを助けるのです

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現役人事部長のパドー1000と申します。雑記blog「シンキング・パドー」を書いています。
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