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現役人事部長の 雑記blog

女性総合職志望の学生の意識が変わった。この国の働き方は確実に変わるはず

投稿日:2017-09-21 更新日:

 

もしかすると違うステージに到達したのかもしれないなこの国は⇒

新しい女性総合職の登場

世間一般では10月2日が内定式となります。

したがって、まだ行き先の決まっていない学生にとっては「今」が実質上最後の正念場となります。

最終便に乗車できるのか?

あまりにも時間がありません。

このようなある種緊迫した情勢下、当社も採用を地味にごく地味に継続しています。

今週、女性総合職希望の学生の方とお話をし、何かが変わってきた兆しを感じましたので、以下に少しばかり書いてみます。

新しいステージの幕開けだ。

 

今年の6月までの一般的な反応

悪循環はこのまま永久に続くのか

世の中が女性活躍推進を意識するようになり、昨年ぐらいから女性総合職の採用が活発化しました。

当社も当業界もご多分に漏れず、積極的な採用活動を展開しているのですが、いかんせん過去の歴史が重くのしかかっています。

そう、これまで女性を積極的に採用していなかったツケが回り、思うように採用が進まないというわけです。

女性総合職の数が少ない

→働きにくいんじゃないか。なにか問題があるんじゃないか。

→選考に進むのをやめよう。内定を辞退しよう。

→女性総合職の数が伸びない

→この会社、業界は女性総合職が少ない

→以下、同じようなバッドサイクルが続く・・・・・

絵に描いたようなため息モノです。

他人事ではない会社や業界も多いと思います。

丁寧な説明を尽くす

ステレオタイプ大合唱

今までは判で押したように同じような質問が跡を絶ちませんでした。

代表的なものは次の2つです。

  1. 女性総合職は何人おられますか。
  2. 育児休業制度の利用率はどうなっているのでしょうか。

これらに答えながら、どうして少ないのかについて合理的に説明します。

が、要するに絶対数が少ないんですねで、はい了解しましたという冷たい態度が大半です。

どこかで見たようなため息モノです。

一個の個人としてどうなのか

性別を超えてひとりのビジネスパーソンとして

当社や当業界についての説明に納得した方はこれまでに入社してもらっています。

仕事においては女性だから有利ということは一切ありません。

男性だから有利ということも全くありません。

つまり、一個の個人として勝負していくという覚悟と努力のある人にとってはチャレンジングな業界であり、職場であると説明しています。

世の中には「女性であること」が売りになる業界や職場がたくさんあります。

それが有利に働くのなら、それが利用可能であるならば、それらを求められているのならば、有利な場所で勝負することは極めて合理的な考え方だと思います。

「そのようなアドバンテージ」が当業界にも当社にもないという事実をどう受け止めていただけるのか。

いまだその壁は高く厚いです。

ロールモデルが見当たらない

モデルは女性じゃないとダメなのか

と同時に気にされるところは、ロールモデルがいないので、うまく成長できるのか自信がないという懸念です。

ゆえに、そのような同性の先輩や上司がたくさんいる会社や業界がイイねとなります。

親子ともども

心情的には非常によくわかります。

何かが変わってきた

新しい風が目の前を通り過ぎた

この8、9月の選考に進んでいる女性総合職希望者からは一切、これまでのような質問や発言がみられません。

この時期に決まっていない焦りから余裕が無いために「ないのかな」と心配になり、こちらから色々と尋ね、説明しました。

女性総合職の絶対人数の少なさとこれまでの経緯について。

が、これまでと反応が違います。

なぜわざわざそのようなことをあえて説明するのかという反応ばかりでした。

突っ込んで理由を聞くと次のような答えが返ってきます。

女性が少ないとか多いとか関係ないですし、それが自分がこれから働いていく上でなにか問題になるとは思いません。

ようやくここまで来たかというのが正直な感想でした。

現在在籍する女性総合職社員が研修を受けると必ずロールモデルがいないので将来が不安だという言葉が口に出ます。

妊娠出産復帰という側面ばかりにフォーカスを当てているこのような発言を聞くたびに違和感を感じていました。

キャリアのモデルが女性である必要性はないはずです。

性別に関係なく自分が理想とする先輩や上司を目標としてどうして見ることができないのか。

見えていない

一種の視野狭窄です。

女性の働き難さや苦労は「女性にしかわからない」という思想が底にあるのでしょう。

「男は辛いよ」といって居酒屋で吹き溜まる野郎どもの発想と同型です。

そのような定型的な思想から今週出会った女性たちは限りなく自由でした。

ああ、新しい考え方の人たちがようやく出てきたんだというのが率直な嬉しい感想です。

男だとか女だとかに我知らず足元をすくわれている旧来の職業人たちとは異なる「職業観」「労働観」「仕事観」のこれからの人たちがようやく登場してきたのです。

それは「たまたまだよ」とあなたは言うかもしれません。

たまたま?

新しい風は最初は小さく吹くものです。

あと何年もしないうちに私の錯覚であったかどうかも判然とするはずです。

その時はくれぐれも突風に吹き飛ばされないように、家の中に閉じこもっていてください。

彼女たちが必ずこの国の働き方の形を変えていくことでしょう。

今週は心地の良い秋風が吹きました。

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現役人事部長のパドー1000と申します。雑記blog「シンキング・パドー」を書いています。
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