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現役人事部長の 雑記blog

没個性的であるリクルートスーツを学生たちが着続ける理由を知っていますか

投稿日:2017-06-13 更新日:

 

リクルートスーツに対する批判が出てきておりますが⇒

もはや風物詩と化している就活における学生のリクルートスーツ。

けしからんまでとはいかないまでも、いかがなものですかレベルの意見をちらほら見かけます。

主な批判は次のようなものでしょうか。

没個性的である

時代錯誤である

意見としては一理あります。

時代錯誤であるという批判は、そこに統制的、画一的な全体主義の萌芽を敏感に感じ取るからでしょうか。

神経質とはいわないまでも、目くじらを立てるところなのかな?と少しばかり思います。

しかしながら、没個性的だという指摘については、だからそのほうがいいんですよ、なのです。

以下、リクルートスーツは悪くないについてお話します。

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想像してみてください

現在リクルートスーツの主流は次のようなものです。

暗黙の了解として広く認知・認識が共有されています。

男性はといえば

  • 黒もしくは紺のスーツ。シャツはほとんどが白。
  • 靴は黒、まれにこげ茶。

女性はといえば

  • 黒もしくは紺に加えグレーもある。ブラウスは白一択。
  • スカートが主流でパンツルックもある。
  • 靴は黒。

このような限定的な出で立ちの学生が一堂に会すれば、まわりのひとたちは異様に感じるまでとはいわないまでも、インパクトをある程度受けざるを得ません。

ミック
まあそりゃそうだ

それでは、服装は自由ですと建前を超えて広く共有された場合、学生の側にはどのような心理が働くでしょうか。

おそらく、負担もしくは過度の負担です。

ああ頭が痛い

就活というのは、やらなければいけないことが山ほどあります。

ごんぞう
意外と多いぞ

すべて自分で計画を立てて実行に移さなければなりません。

ミック
めんどくさいな

学校教育の過程で受身が染み付いている多くの学生にとって、これは想像以上の負担です。

その負担のひとつに服装選びが加わるとしたらどう思うでしょうか。

ミック
考えただけでもぞっとする
キース
何を着ていったらいいのかわからない
ごんぞう
誰か選んでおくれよ

基準があればそれに従うことで無駄を省くことができます。

ミック
主体性の放棄じゃないぜ

基準がなければ、もしくはあいまいであれば、せっせと情報を取得し、不利益を蒙らないように頭を使う必要があります。

キース
面倒面倒

負担軽減の意味から、リクルートスーツは学生にとって反対する大きな理由はないのです。

ごんぞう
楽だもん

服装を自由にすると仮定するならば

服装が自由となれば、無難な方向への同調圧力がかかり、リクルートスーツが大半を占めるかもしれません。

あるいは、クールビズ対応のようなビジネスカジュアルに傾いていくのかもしれません。

そう、センスを感じられるファッションで有利になる学生がどれだけいるでしょうか。

多くの学生は不利にならないように、横にらみを徹底し、結果として同じような傾向の服装が主流を占めるでしょう。

ミック
リクルートスーツ一色かな
キース
ビジネスカジュアル派もいるでしょうね
ごんぞう
超個性派も出るのかな

 

人は見た目が7割以上?

面接をする立場からはビジュアルは画一的なほうがむしろ公正公平であると思っているぐらいです。

なぜなら、服装が自由になると、そのファッションセンスによって判断を大きく左右されかねないからです。

見た目の印象は大きく判断に影響を与えます。

ファッションはそのひとのセンスの一部を反映するとは思いますが、全部ではないはずです。

しかしながら第一印象は面接過程において大きくものをいいます。

そして第一印象とは云うまでもなく見た目です。

服装の自由化徹底は偏見や思い込みの助長につながる危険性を払拭し切れません。

面接官の目を鍛えろとのお叱りは重々承知ですが、ひとがひとをみることは本当に難しいことなんです。

ここに注目

第一印象は想像以上に馬鹿にできません。ゆえに身だしなみには十分に配慮しましょう。

再び学生の立場に立てば

服装が自由となった場合、不合格の要因のなかに「ファッション」が入ってきます。

これは堪える人には堪えるのではないでしょうか。

いわゆるセンスを問われ、否定とは云わないまでも評価をされなかったのですから、へこみますよね。

また、一種のユニフォームの役割を果しているので、人目を気にする必要が少なくなるといった恥ずかしがりやさん、内気な人たちにとってはそれなりに効用があると思われます。

加えて、同じような服装を着用しているために、一体感や連帯感が醸成されやすいでしょう。

ごんぞう
おお、同志よ

それではこれまでのデメリットを整理します。

  1. 服装を考える負荷が増える
  2. 不合格になった場合、個性を否定されたような気持ちになる
  3. 他の学生の目を過度に気にする必要がない
キース
だったら画一的でいいかな

結論

学生側の理由と企業側の理由を整理すると次のような結論となります。

  1. 服装をいちいち自分で考える負担から解放される
  2. 不合格になった場合に個性を否定される可能性が排除される
  3. 他の学生の目線を気にすることがないのでその分ストレス軽減となる
  4. 同じような服装なので周りの学生との連帯感を育みやすい
  5. 面接時において余計なバイアスを回避することが可能となる

以上、没個性的であることが選考過程において意味があるんじゃないだろうか、を説明しました。

あなたならどうしますか?

ミック
内定懇親会は私服で参加してもらい、そのひとらしさを見るようにしています

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パドー1000

現役人事部長のパドー1000と申します。雑記blog「シンキング・パドー」を書いています。
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