インファナル・アフェア発、ダブルフェイス行、潜入捜査の世界に顎が外れる

投稿日:2016-12-11 更新日:

 

潜入捜査作品の2つの傑作⇒

以下、潜入捜査に関する大変有名な作品について触れます。
内容に言及するために、まだ見ていない人はご注意願います。

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きっかけはダブルフェイス

「ダブルフェイス」を一年前偶然にみた。
きつい仕事はたくさんあるが、これはないわと正直声が出た。

反社会的勢力組織へ警察官が潜入するのもきついが、警察機構へ反社会的勢力の一員が潜入するのも負けず劣らずきつそうである。

この作品は、韓国の傑作「インファナル・アフェア」を下敷きとしている。
私が見た順番は、ダブルフェイスの次に本家となります。

それぞれが独立した作品として大変な傑作であると思います。

細い糸が無残にも切れる

ダブルフェイスの場合、もっとも印象に残ったのが、唯一自分を警察官だと証明することのできる上長の死を目の当たりにするシーンです。

絶望感が画面の隅々にまでスパークします。
タクシーを利用して偽装し、到着したと見せかけたその車のボンネットの上に、死体が落下するあの演出はやはり強烈の一言です。

もうひとりの潜入者も同様に、絶望の淵に叩き込まれます。

送り込まれた自分の正体を唯一知る人物の命を奪い、これから警察官として生きていけると思っていた矢先、訪ねてくる反社会的勢力の一群に、今まで通り情報を流すようにと静かに脅迫されます。

彼らは、自分が所属した組織の上部組織の者たちだったのです。

どこにも逃げることのできない、葬られた希望の末路がスクリーンに静かに広がっていきます。

その演出は、抑えた演出であるだけに、見るものの心に迫ります。

ハリウッド風味

「インファナル・アフェア」を下敷きにハリウッドが制作した作品に「ディパーテッド」があります。

ディカプリオ主演のこの作品は、いい作品であるのですが、わたしにはあまり響きませんでした。

本家本元

多くの高い評価があるように、「インファナル・アフェア」は紛れもなく傑作です。

捜査官同士の因縁に加え、その上司同士の因縁もからめ、重層的な物語構造になっています。

歴史は繰り返さざるをえないというテーマが作品の背骨として貫かれています。

個人への感情移入を優先させるのではなく、歴史の駒としての人間というものに、焦点を合わせた演出意図を強く感じます。

そのことが、物語に大きな広がりをもたらしているのかなと、思ったりもします。

それにしても

それにしても、きつい仕事です。

潜入捜査。

繰り返しますが、これだけは、やりたくないですね。
まあ、やる可能性もゼロなんですが。

この年末年始、日韓の傑作を見比べてみてはいかかがでしょうか。

一度ご覧になった方も、違った発見に出会えるかもしれませんよ。

水たまりの一滴
まだ見ていない人は、もち必見。

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