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現役人事部長の 雑記blog

人事屋の琴線に触れる「ネットワーク採用とは何か」を読んで、ほっこりした

投稿日:2017-06-07 更新日:

 

人事愛にあふれた本を発見した⇒

新卒採用が佳境に入るも、なかなかに苦戦している現状です。

なんとかいい方法はないかと日夜、頭を痛めております。

そのような折、次の本を手に取りました。

リクルート出身の人材コンサルタントである株式会社人材研究所の曽和利光氏が書かれています。

ネットワーク採用に関する内容もさることながら、久方ぶりに人事愛にあふれている書物に出会いました。

ミック
人事マン必須
キース
心が和む
ごんぞう
発見も一杯
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ネットワーク採用とは

次のように著者は言います。

ネットワーク採用とは、自社の社員や内定者などを基軸に、その周辺の人間関係(インフォーマル・ネットワーク)に目を向け、自らスカウトに出向き、採用する手法です。

簡単に言えば、マスに傾きすぎた機能重視、効率重視の採用方法を軸にしながらも、それだけではなく、昔ながらのいい意味でのコネ入社を様々な社内外のネットワークを駆使して、根気よく行っていこうというものです。

ネットワーク採用の利点として、次の6点をあげられています。

  1. 採用コストが劇的に安い
  2. 候補者が自社に適している可能性が高い、つまり合格率が高い(類は友を呼ぶ)
  3. もともとコネクションのある人を採用するために内定受諾率が高い
  4. もともとあった信頼関係を社内にそのまま持ち込んでくれる(社内の絆が深まる)
  5. 採用の連鎖が起こり、どんどんラクに採用できるようになる
  6. 採用ブランドにかかわらず、知名度の低い企業でも実施できる

ある特色

本書はネットワーク採用がメインテーマであるのですが、採用面接一般についての視点についても多くのヒントを提供してくれます。

おそらく、面接者数が二万人を超える強者である著者ゆえに、伝えたいことが次から次から湧き出てくるのでしょうか。

面接において「なるほどな~」と思ったのが次の二点です。

大切なのは「過去」「事実」「習慣」

人を「見立てる」には、まず語彙を増やすこと

ミック
これ大事なんです
キース
まじで?
ごんぞう
マジで

大切なのは「過去」「事実」「習慣」

ここはベテラン面接官でも、きちんとできていない場面が意外とある部分です。

相手の話を聞く上で重要なのは、「思っていること」ではなく「やってきたこと」を聞くこと、その上で「やれること」を推定することです。

ポイントはこの言葉に尽くされています。

「素人」は、必ずと言っていいほど、相手の思っていることを聞きたがります。

ご丁寧にも、こういうことですねと自分の意見を提示し、同意を求める場面もあります。

その人を知るには、その人がどのように行動してきたか、「過去の事実」を確認することが出発点です。

過去の事実でなければならないのです。

過去に基づいた意見の開陳や心情の吐露は一切無用です。

次に、これからどのような行動をするのか、したいのか、できるのかを推察するために習慣を確認するのです。

現在の習慣の延長線上に、おおむね未来の行動が当たらずとも遠からずで、予想できるのです。

メモ

面接を成功させるコツは、「過去」「事実」「習慣」をどれだけスムーズに引き出して確認できるかです。

人を「見立てる」には、まず語彙を増やすこと

思わわず膝を打ちました。

ミック
これなんだよ
キース
これ
ごんぞう
これ

語彙が豊富であるということは、人を見る目の解析度が高いことであると、著者は言います。

相手の心のひだに分け入る、もしくはかゆいところに手を届かすためには、貧弱なボキャブラリーは及びではありません。

例えば、ある人が「青」という言葉しか知らなかったら、その人はスカイブルーもライトブルーも群青色も藍色も、全部「青」だとしか判別できないでしょう。

まったくそのとおりだと思います。

しかしながら、悩ましいのは面接を受ける側の語彙ストックが貧相である場合、こちらの語彙のバラエティーにビビッドに感応できない学生が少なからずいるという現実です。

メモ

「わかりやすさ」が最上であるという風潮の弊害がこのようなところに漏れ出ているのかもしれませんね。

最後の最後にあなたの生活を大切にしてください

私は、人事の方々の献身的な仕事ぶりを見るたび、皆さんこそ健康で充実した生活を送っていただきたい、と思っています。人事とは人を相手にする仕事。自分の生活がすさんでいては、相手のことを思いやることはできません。

恨みつらみにならない程度に留めますが、人事の仕事は減点主義の最たるものです。

加えて、感謝の言葉はほぼないに等しい荒野ですよね、人事屋の皆さん。

人事に関するたくさんの仕事観や労働観は人の数だけあります。

  • 社内の人間がお客様だ。
  • 公平と平等の実現に最大限尽力する。
  • などなど

立派なお考えだと思います。

が、私の場合は常に次のことを目指してきましたし、これからも変わらないと思います。

真面目に働いている従業員が損をしない制度の構築・運用に体を張る

不真面目やずる賢い類い・輩は全くどうでもいいです。

なにかひとつ心が救われる書籍にめぐりあうことができました。

ありがとう。

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パドー1000

現役人事部長のパドー1000と申します。雑記blog「シンキング・パドー」を書いています。
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