働き方改革は「ライフインプット・ワークアウトプット」の確立こそが急所なんだ

投稿日:2017-06-24 更新日:

 

仕事ができる人は私生活が充実しているは本当だった?!⇒

さっさと仕事を片付け、もっと生活を楽しみましょう。私生活(ライフ)が充実すればインプットが蓄積されます。それを仕事(ワーク)の場面でアウトプットに変換していく。これがライフインプット・ワークアウトプットの考え方です。

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あなたのワーク・ライフ・バランスは上手く行っているでしょうか?

もしそうでなければ、ただちに働き方改革を推し進めるべきです。

働き方改革はなによりも働き手であるあなたにメリットがあるのです。

実現は簡単な道のりではありませんが、やるだけの価値は十分にあります。

もっともっと充実した人生を送るために改革してみませんか?

ポイント

働き方改革とは、ライフインプット・ワークアウトプットを働き手ひとりひとりが、最適なバランスで確立することに他ならないのです。

働き方改革の本質

働き方改革とは、ライフインプット・ワークアウトプットを確立することであるといえます。

改革の成否は単位時間当たりの生産性を働き手ひとりひとりが実現できるのか否かにかかっているのです。

これだけ聞くと、あなたは今まで以上にあくせく働かなければいけないのかと眉をひそめるかもしれません。

もちろん、日常的に創意工夫を求められますから、いわゆる(まったりと)自分のペースで仕事をしてきた人たちにとっては厳しい環境になるといわざるを得ません。

けれども、労働時間が減ることによって、仕事以外に使える時間が確実に増えます。

これにより、あなたの「ライフ」は今よりもっと充実したものになるに違いありません。

仕事以外のライフを充実すること、すなわち人生の経験値としてのインプットをすればするほど、仕事(ワーク)のアウトプットは質・量ともに大きくなっていくのです。
ポイント
出してばかりだと、そのうち出すものがなくなるのだから、どうしたって入ってくるものが必要であるはずです。

インプットの大きさ・多さに比例してアウトプットの期待値も違ってくるでしょう。

仕事で大いなる成果を出すためには、ライフを存分に楽しむこと。

これが働き方改革の本質です。

ミック
定時に帰るために効率よく仕事を片付ける
キース
当たり前といえば当たり前すぎる
ごんぞう
さあ、さっさと片付けますか

なぜ働き方改革を推進するのか、その背景

大前提となるのは、日本国の少子超高齢化社会への急激な傾斜です。

→このままいくと、良質な労働力を多くの企業が確保できなくなるおそれが出てきた。

→特に若年労働力の確保が難しい。

→働き手がいない!

→企業の生産性の低下。

→国力が落ちてしまいます。

さあ、大変!ということです。

メモ

労働者がいなくなることによる労務倒産は、これから特別なことではなく深刻な社会問題となっていくでしょう。

今までの働き手のモデルとは

そのためには何よりもまず労働力を確保しなければなりません。

いままでの「ビジネスマシーン」はもう採用・雇用しがたいのです。

パドー1000
ビジネスマシーン?

現在の日本企業の正社員モデル(ビジネスマシーン)の定義は次の通りとなります。

  • 日本人
  • 男性
  • フルタイム勤務
  • 転勤OK
  • 残業OK
  • 家事の必要なし(ほとんどなし)
  • 育児の必要なし(ほとんどなし)
  • 介護の必要なし(ほとんどなし)
ミック
まさに労働サイボーグだ
キース
これは使い勝手がいいはず
ごんぞう
確かに。他人事とは思えん

企業にとって極めて都合の良い働き手(ビジネスマシーン)から構成される組織は、ひたすらに企業価値向上を目指してきました。

けれども、都合のいい働き手を社会はもはや供給することができなくなったのです。

さあ、困った!

メンバーとしての義務
男性の家事、育児の参加という言い方自体が間違っているのかもしれません。それは女性が家事・育児に参加するという言い方を聞けば、少なくない人たちが違和感を覚えることからも明らかでしょう。参加するとかしないとかではなく、家庭を運営するメンバーとして従事するに決まっています。仕事をしているから何もしないでは、もはや誰も納得しません。

新たな働き手を求めて

ビジネスマシーン以外の働き手を探す必要に企業は迫られています。

そのような働き手はもちろん存在します。

いろいろな制約によりビジネスマシーンと同じような働き方ができない人たちです。

それが、女性であり、障害者であり、外国人であり、高齢者であり、家事・育児・介護を担わなければならない人たちに他なりません。

働き方の条件整備

働き方に制約のある彼らが実際的にパフォーマンスを存分に発揮するためには、働く上での条件の整備が不可欠となります。

  1. 国においては法的な整備
  2. 企業においては制度の整備

企業においては多様な働き方を実現するために、就業規則において下記事項の整備の必要があります。

様々な働き方に応じた多様な選択肢を用意しなければなりません。

フルタイム勤務以外の短縮された勤務時間での就業

事務所内以外の勤務場所での就業

勤務形態別の給与体系の制度化

勤務体系別の考課体系の制度化

同時に整備すべきこと

働き方の条件を整えるにあたっては、法的な整備と制度の整備だけでは不十分です。

なにが足りないかといえば「ビジネスマシーンをビジネスパーソン」に引き戻すことです。

働く人たちの間で「制限付きの働き方」を「スタンダード」にする必要があります。

企業にとって格段に使い勝手のよい彼らが従来どおりと同じような「マシーン」としての働き方を継続している限り、制約のある人たちとの温度差はいつまでたってもなくならないからです。

ところで、ビジネスマシーンのビジネスマシーンたるゆえんはなんでしょうか?

簡単に言えば、長時間労働ができるという点です。

  • 残業続いても大丈夫
  • 休日出勤もぜんぜんOK
  • 遅い時間まで働けます
  • 朝早くから出社できます

このような働き方が「当たり前」「標準」ではないという認識を雇用する側も雇用される側も十分に理解することが本当に大事です。

ゆえに、制約のある人たちの働き方に近づける「共通感覚の地ならし」の必要があると言えるでしょう。

メモ

メンタルヘルス不全に大きく影響する長時間労働を削減することは、安全配慮義務の観点からも企業は速やかに対応しなければなりません。

企業の立場からは

自らの存続のために利益の追求が不可避である企業体は、このような労働環境の変化に従い、企業活動・運営の変更を余儀なくされてきています。

  1. 多様な働き手を最適に組織化し、企業価値を向上させる
  2. 限られた労働時間の範囲内で最大・最高のパフォーマンスを目指すために生産性をあげる

多様な働き手をパッチワーク化し、組織を構成、運営して利益を出していく組織モデル、その先のビジネスモデルを構築できる企業だけが生き残れる時代になってきました。

今まで以上に過酷な競争は始まっています。

そのためにはITのフル活用は必須なのでしょうね。

一方、限られた労働時間のなかで求められる成果をたたき出すために、働き手は単位時間当たりの生産性をあげなければなりません。

そのために日々地道な努力を続けることをこれからも企業に求められ続けることとなります。

これは労働者にとってかなりきついことです。

今まで、間に合わなければ残業すれば、休日にでてくればいいやが、原則禁止されているからです。

メモ

所定内労働時間内にやらなければならない仕事を完遂するという労働者にとっての「当たり前」を正面から突きつけられる時代の到来です。

能力×時間=成果

働き方改革において「時間」を安直に増やすことは禁じられています。

従って、成果を増やすには「能力」をあげるしか他に手はありません。

言うまでもなく仕事の「能力」をあげるには、仕事を通じてあげるのが一番の早道です。

が、それだけではないはずです。

仕事以外の経験も大いに能力の向上に寄与します。

仕事以外の経験とは「ライフ」です。

ライフの充実がひいては

今まで充実させたくてもできなかった「ライフ」を充実させるための時間は、労働時間を削減することで手に入れることができます。

その貴重な時間のなかで様々な経験を積むことができるのです。

将来に備え、学習機会や能力開発の時間を意識的にとるひとたちも出てくるでしょう。

毎日帰ってきたらメシ・フロ・ネルだけの生活からの脱却です。

  • 楽しい時間を友人や家族と共有する。
  • 趣味に没頭。
  • 学校に行ったり、知見を増やしたり。

このような「ライフ」の充実は必ず「ワーク」の場面で活きてきます。

心身のリフレッシュは言うに及ばず、様々な経験が仕事に自ずとフィードバックされ、必ずやあなたの「能力」は向上していくことに違いありません。

能力×時間=成果において、能力が大きくなるのだから、成果も当然に増大します。

ライフからのインプットがワークにおけるアウトプットを質高く、量多いものにするのです。

このような好循環を手に入れたいと思いませんか?

ポイント

働き方改革とは、ライフインプット・ワークアウトプットを働き手ひとりひとりが、最適なバランスで確立することに他ならないのです。

パドー1000
ライフも充実、ワークも充実。お後がよろしいようで

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