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なぜ人事は面接の際にあなたの「志望動機」を聞くのか?

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志望動機を聞く企業はイケてないらしい?!

就活の面接時に「志望動機」を聞かない企業が増えているという記事を最近見かけました。

パドー

本当なんでしょうか?

例えば、恋愛の場面で、私のどこが好きとたずねられた時に、答える義務はないとか、答えたくないとか言って済ます人がいることを少なくとも私は想像ができません。

もちろん、就活と恋愛を同次元で論じることの乱暴さは割り引かれるべきでしょう。

しかしながら、

パドー

好き(入社したい)の理由を確認することは、無意味で失礼なことなのでしょうか?

就活というゲームであり舞台

就活を演劇的にとらえる意見には賛意を評します。

むしろ、

戦略的に対応すべきだと長年言っているくらいです。

舞台である限り、もちろん「約束事」が存在します。

その典型的なものが「志望動機」です。

特別やりたいことがない限り、世界的に名の知れた企業でもない限り、

学生にとっても、企業サイドにとっても、「志望動機」は白々しさの典型物に違いありません。

舞台に上がる役者(学生・人事)は当然にそのことを呑み込みながら、精一杯「綺麗事」を演じます。

白々しい嘘を平気の沙汰でキャッチボールするのです。

そこで、素に戻ったり、照れたりしてはいけません。

それでは、プロとは言えません。

面接に参加する者が白けるのならば、舞台(虚構)は台なしと化します。

それは、子供の所作です。

あなたも私も、大の大人なのだから。

約束事を反故にする

「約束事」を反故にする行為は、少なくとも舞台の上で行うべきではないでしょう。

単純に大人げないからです。

このような「芝居」に我慢がならないので、「志望動機」を聞かないは、ひとつの見識です。

パドー

ここで立ち止まって欲しいのです。

「志望動機」にまといつく「胡散臭さ」を退けるために、大事なものまで一緒に捨て去る必要はないはずです。

あなたという人間を知りたいのだから、当然に聞く

面接の目的は、目の前の就活生の全てを知りたいからです。

人柄、考え方、能力、目指しているもの、希望、経験談、大切にしているもの・・・・

パドー

縁があって目の前に居る学生に、聞きたくはないでしょうか?

なぜ、当社を受けようと思ったのか?

なぜ、当社に関心があるのでしょうか?

なぜ、あなたはここに居るのか?

その場合に、身も蓋もない答えを口にする学生こそを採用したいと思う人事が「志望動機」を答えさせることの反対論者なのでしょうか。

パドー

よくわかりません。

少なくとも、

自分の会社に興味を持ったその理由を聞かないで、その他に何を聞くのだろうかと、思います。

「志望動機」という言葉が、偏見にまみれ、忌み嫌われているのならば、その言葉こそいい迷惑に違いありません。

あなたに関心があるから、あなたのことをもっと知りたい。

だから、説明会をのぞいて見て、選考を進める。

私のことに関心があるあなたは、どうして私に関心があるのですかと、その理由を確認する。

ここには、マウントや高飛車というニュアンスが入り込む余地など一切ないはずです。

志望動機を聞くという態度がすでに時代遅れであり、学生に選ばれる立場にもはや企業はないのだと、言い切るのならばそれもひとつの見識でしょう。

もしかしたら、今まで散々に高圧的態度をとってきた「反動」なのかもしれません。

そもそも、採用する側もされる側も「対等」であるはずです。

パドー

もっと、フラットに選考をお互いで形成しませんか。

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✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

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