仕事の生産性を上げ、会社に縛られず稼げる人に、あなたもなりたくないだろうか
米マイクロソフトの業務執行役員を経て、働き方改革の支援会社であるクロスリバーを設立された著者の越川慎司氏は、本書の中で「個人で始める働き方改革」を強く推奨されています。
脱出個人で始める働き方改革とは、働きアリからの脱出を意味します。
当然に脱出する方法に奇策もマジックもありません。
著者は断言します。
働きアリから脱出して成長するためには、自分で動いて新たな挑戦をし続けることです。自分の行動を振り返ってみて、そこから得た学びを次の行動に活かしていくことを継続するのです。
本書には具体的なノウハウスキルから仕事に対する取り組み姿勢まで、多岐にわたり説明がなされています。
現在は、時間に追われることなく週休3日で働き、収入を増やし続け、選ぶこともできる状態にまでなりました。こういった私の実体験も交えながら、働きアリからの脱出方法をお伝えします。
あなたも抜け出しませんか?
- もっと成長実感を味わいたい方
- 将来の収入を増やしたい方
- さらに自分の時間を作り出したい方
本書の構成について
全部で7章から構成されています。
- 「働き方改革」は個人が成長するチャンス
- 100年ライフで知っておくべき3つのこと
- 働きアリから脱出して目指すべきもの
- 脱出に必要な5つの気構え
- 内円で時間を創り出す
- 今日からできる働き方改革(ソフトスキル編)
- 今日からできる働き方改革(業務スキル編)
このなかの「内円」という言葉は聞きなれない言葉だと思いますので、若干の説明をいたします。
内円と外円
- 内円とは、自分でコントロールできる領域
- 外円とは、自分ではコントロールできない領域
たとえば、
- 内円には、自己管理・コミュニケーション力・作業の工夫・スキルアップの努力など
- 外円には、外部環境・社会の仕組み・会社組織・人事など<
があります。
あなたが目指すべきは、
自分が影響を及ぼすことができることと、できないことを棚卸することにより、限られた時間やエネルギーを振り向ける先を特定して、「より少なく、しかしより良く」を実現するのです。
同じエネルギーを使うのならば、効果が出やすことに集中し、成果をあげましょうということとなります。
行動を変えると意識が変わる
あなたも聞いたことがあるかもしれません。
意識が変わると行動が変わる
これはひとつの真実であると思います。
しかしながら、
著者はその逆(その先)を推奨します。
意識が変わると行動が変わるのではなく、行動を変えると意識が変わるのです。
「笑うと口角があがる」という筋肉の動きを逆手に取り、口角を上げると楽しい気持ちになるから、やってごらんと言っているのです。
まずは、四の五の考えずに、行動しましょうと越川さんは提案します。
意識が変わった自分を認識し、行動を継続するのです。
あなたにももちろん大小は別にして「内円」はあります。
「内円」を広げられるかどうかはあなた次第なのです。
ともすれば「外円」に目が行きがちです。
「外円」にとらわれて、愚痴を言ったり、やる気をなくしたりはもうやめにしませんか。
「内円」が等身大になったとき、あなたは働きアリから脱出しているのかもしれません。