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外資と日本企業の両社で人事を経験したからこその情報が満載!
日本の伝統的な大企業と外資系企業で人事を担当した勤務社労士である著者の鈴木孝嗣氏は次のように言います。
この本のテーマとして、外資系企業の人事の運用の実態を日本の大企業と比較し、各々のイメージが目の前に浮かぶようにしてみたいと思う。
両社の共通点と相違点を肌で感じてきた著者ならではのリアリティーが紙面にあふれています。
- 就活生
- 外資への転職を考えている方
- 制度設計を検討している人事担当
本書の構成について
本書は、全部で3章から構成されています。
- 外資で働く
- 日本の会社で働く
- 新「会社人間」主義
第三章は、日本企業でも外資系でも通用するサラリーマンのあるべき姿を「新会社人間主義」の名のもとにまとめておられます。
外資系企業と日本企業の人材の違い
- 外資系企業の人材(こらえ性がない、キヤリアの棚卸をよくする、処遇条件に非常に敏感、成果重視)
- 日本企業の人材就職より就社意識(キャリアの棚卸をしない、環境の変化に備えない、横並び意識)
どちらがいい悪いではなく、両者の違いは労働市場の特性からくる働き方の必然的帰結と理解していいます。
新会社人間主義
著者は「新会社人間」に必要なものは次の7つであると言います。
- 自立
- プロフェッショナル
- 成果と報酬
- チームワーク
- 自戒
- 知力
- 正しい倫理観
もう少し詳しく言うと、
- 精神面を含め他者(会社や上司など)に頼り切ってしまわないこと
- 社外に出ても通用するスキルを身に着けること
- 報酬に見合う成果をだしているかどうかを意識すること
- わからないことは素直に聞き、聞かれたら親切に教えてあげること
- 自分の力だけで成長したと思わないこと
- 真に頭を使い、考えてから行動すること
- 子供達に説明できないような、倫理を曲げた仕事をしないこと
生き抜くための必要条件とは
会社や職場が変わっても「生き抜いて行ける社員」の必要条件について次の3つを鈴木さんはあげています。
- 専門分野・得意分野を持っていること
- 英語でビジネスができること
- エモーショナル・インテリジェンス(EQ)が高いこと
このうち、特にEQは必須であると思われます。
一緒に仕事がしたいと周りに思わせる人間的魅力はあらゆる職場で、円滑な人間関係を構築するための絶対の基盤となることでしょう。
外資だろうが日本企業であろうが、「人間的な魅力」はあなたにとって最大の武器となるはずです。
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