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「給与クライシス」あなたの働くの当たり前を見直してみよう

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「ジョブ型」時代をあなたはどのように生き残るのか?!

人事コンサルタントの平康慶浩氏は言います。

この本は日本独特の給与の仕組みと働き方について、歴史的背景によって成立したメカニズムとして整理したうえで、すでに始まっている新しい仕組みに対応するための行動を示すものだ。

本書は、人事パーソンに向けて書かれた内容を中心に構成されています。

リアルタイムで人事変革を迫られている「ウイズコロナ」時代の当事者であり担当者に対してのメッセージが散りばめられています。

そうなると過去の当たり前だった給与と働き方、キャリアの仕組みは大きく変わっていかなければならない。

こんな人にオススメ
  • 人事部
  • これからの働き方に関心のある方
  • 経営層

本書の構成について

本書は全部で3章から構成されています。

  1. クライシスがやってきた
  2. 働き方のニューノーマル
  3. 生き方の当たり前を見直す

コロナショックが変えたもの

「同じ場所」で「同じ時間」を共有しながらの働き方が、コロナウイルス感染症拡大によってほぼ一変しようとしています。

「それぞれの場所」で「それぞれの時間」を使って業務が進められ、成果を求められる仕組みに変わりつつあります。

そうして「同じ時間」ではなく「それぞれの時間」に働いてもいいんじゃないか、という結論が導かれることになった。

場所と時間が変わることによって働き方は大きな影響を受けましたが、それは直ちに雇用の形態の変化には直結はしません。

今すぐ、すべての人がフリーランスになったり、強いられたりするわけではないからです。

しかしながら、

会社から求められるものは、よりシビアになってきます。

確実な成果と待ったなしの納期です。

なによりも問われているのは、

「それで、あなたは何をもって会社に貢献できるのですか」といういう、ストレートな問いかけなのでしょう。

今いる会社で働き続けるのかどうかのチェック基準

何ができるのかを問われているあなたは、今の会社で働く必然性を一度ゼロベースで考えてみる必要があるでしょう。

その際、会社の将来性が大きな指標となるはずです。

そのためには、現経営層がどのようなポテンシャルを持っているのかを見極める必要があります。

著者は次のようなチェックを行ってみてはと提案しています。

パドー

経営層をあなたがチェックしてみるのです。

  1. アクティブラーニング
  2. コーディネーション
  3. システム評価・分析
  4. モニタリング
  5. 技能の指導
  6. 社会的知覚スキル
  7. 戦略的な学習
  8. 判断力と意思決定力
  9. 複雑な問題解決能力
  10. 教育訓練知能
  11. 心理学の知識
  12. 社会学と人類学の知識
  13. オリジナリティ
  14. 演繹的推論
  15. 流暢な発想力
パドー

〇をつけた数よりXをつけた数が多くなっているならば、あなたは会社を卒業する準備を始めた方がいいのかもしれません。

自分とは違う生き方を理解する

この本の最後で私が伝えたいのは、自分と違う意見を持った人たちの話にうなずいてみることの価値だ。

ここで述べられているのは、短絡的に個々の違いを認め合いましょうということではありません。

そうではなく、

それぞれの差異(違い)を無視したり、ことさらに顕揚することは意味がないと述べているのです。

人の数だけ価値観は存在します。

そこに優劣をつけたり、競争原理をも持ち込むことは、非生産的であると主張しているのでしょう。

価値観とは、過去に属し、現在を構成するものです。

同時に、未来に影響を及ぼすものでもあります。

著者は、未来に及ぼす影響度を最小限に留めましょうと言っています。

なぜなら、

価値観は固定的であってはならず、自分以外の人間とのかかわりの中で、変化し、成長していくものであるからです。

過去は尊重されるべきだが、あえて尊重すると言わずとも残るものはある。大事なことは未来にあり、そのために作り上げるべき新しいものがある。

パドー

現在あなたの身に起こっている働き方や評価・給与に関する現実的な内容が解説されていると同時に、生き方それ自体に対する熱いメッセージが同居している、不思議な感覚の書籍です。ぜひ、手に取ってみてください。

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✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

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