忙殺されているのは、あなたの単なる思い込みではないのだろうか?
職場には、時間に関して「貴族」と「庶民」と「奴隷」が存在します。
- 時間に追われることのない優雅な「貴族」社員
- 特に忙しくも暇でもない「庶民」社員
- いつも時間が足りない「奴隷」社員
あなたはどうでしょうか?
ビジネスパーソンである限り、時間管理が上手いに越したことはありません。
もしも、
あなたが四六時中、時間に追いかけまわされているのならば、立ち止まってよく考えた方がいいです。
忙しいのは、あなた自身の思い込みであるのかもしれない、と!
忙しい人の口グセ
忙しい人は、たいていの場合、次のようなことを口にしながら、あくせく働いています。
- とにかく時間がない
- やるべきことが多すぎる
客観的な事実として、どう考えてもボリュームオーバーである場合は、純粋に仕事量を減らすしか解決策はありません。
仮に、あなたが仕事ができると多少なりとも自他ともに認めている(認められている)のであれば、このケースが当てはまるでしょう。
しかしながら、
残念ながら、そうでない場合は、ボリュームオーバーではない確率が非常に高いです。
もしかすると、
単なる能力不足、経験不足であるかもしれません。
少なくとも自分はそうではないと言い切れるのであれば、次のケースであると考えられます。
あなたは、決定的なことを勘違いしている、と。
時間がないと言うが・・
「とにかく時間がない」とあなたはことあるごとに口にします。
あなたの言う「時間」とは一体全体どのような時間を指すのでしょうか。
考えたことがあるでしょうか?
言うまでもなく、自分の抱えている業務を遂行するための時間だと説明するかもしれません。
そうです。
あなたがやらなければならないために必要な「時間」であるはずです。
もう一度聞きます。
あなたがやろうとしている仕事は、全てあなたがやらなければならない仕事なのでしょうか?
あなたの「時間」は、あなたがやるべき仕事に費やされる時間であるべきです。
そう考えた時、本当にあなたの「時間」は足りていないのでしょうか?
やるべきことが多すぎる・・
やるべきこととは、言うまでもなく、あなたがやらなければならないことに違いないはずです。
あなたには、本当にやるべきことが多いのでしょうか?
今やるべきことは、両手で抱え切れないぐらいあるのでしょうか?
立ち止まって考えてみてください。
やるべきことが多すぎるって、どう考えても異常だとは思いませんか?
忙しいと思い込みたい心
もしかすると、あなたは、
多忙であることが有能のひとつの証しだと無意識のうちに思い込んでいないでしょうか?
スケジュールが埋まっていないと、「いけてない」と勘違いしていませんか?
暇であると、評価が下がると怯えていないでしょうか?
そのような思い込みが、あなたを多忙な状態へと駆り立ててはいないでしょうか。
賢明なあなたは、もうすでにお気づきのはずです。
そのような思い込みはすべて錯覚であり、あなたを消耗させているだけであることを。
- 時間がないというのならば、やるべきことに対する時間が本当にないのかと、まずは自問自答しましょう。
- やるべきことが多すぎるというのならば、やるべきことはすべて自分がやらなければならないのかどうか、自問自答しましょう。
その上で、
忙しいことに過剰に価値を見出しているのかどうかを胸に手を当ててよく考えてみるのです。
うまくいけば、
あなたは、時間奴隷から時間貴族社員に生まれ変わっているかも。