冒険せずに何も得ることなんてできはしないのだ
法人向けのグローバル人材育成業を展開している豊田圭一氏は言います。
私たちを取り巻く「リアル」は変わってしまい、「これまでの普通」とは違う「新しい普通」(ニューノーマル)が始まったのです。
- コロナショック後の逆境をどうとらえるのか?
- 新しいリアルにどう適用するのか?
それを考えるのはあなた自身です。
私たち一人ひとりが真剣に考えるべきことにちがいありません。
1人でも多くの人たち、そして、1社でも多くの企業が、この状況を乗り越え、ニューノーマルの時代をポジティブに生き抜くためにはどうしたらいいか。ぜひ一緒に考えていきたいと思います。
140ページ程度なのでサクサク読めます
- 悩める若手社員
- 悩めるマネージャー
- 模索する経営層
本書の構成について
本書は全部で3章から構成されています。
- コロナショックはVUCAワールドの1つの現象
- 劇的なパラダイムシフトにどう向き合うか?
- ニューノーマルの時代の適者生存
グローバルな環境で成果を出すために
活躍するための土台となるのが、グローバルマインドセットです。
それは次の7つから構成されています。
- 自ら考えて行動する主体性
- 突破力・実行力
- 語学力を越えたコミュニケーション力
- 情熱を持って巻き込む力
- あらゆる状況に対応できる力
- くよくよしないメンタルタフネス
- どこでもやっていける自信・意欲
ある意味、これらは国内で仕事をする場合にも多くの企業で求められる資質です。
海外というアウェイな環境下ならば、より顕著により強く打ち出していかなければならないものです。
もう少しばかり、絞り込むと次の5つに集約されます。
- あくなき探求心
- 折れない心
- やる気
- 適応力と創造性
- 周囲を巻き込む人間関係力
大切なマインドセット
ニューノーマルの時代に生き残るために大切なマインドセットをもう一度繰り返します。
- あくなき探求心
- 折れない心
- やる気
- 適応力と創造性
- 周囲を巻き込む人間関係力
これらを鍛えるのにはどうしたらよいのか?
そのためのキーワードが次の5つになります。
- 越境学習
- アウェイな環境
- コンフォートゾーンを飛び出す
- 経験学習サイクル
- やるしかない環境
簡単にいうと、「ぬるま湯から修羅場へ」ということになります。
全員がアウェイな環境にいるのだ!
その「修羅場」は、コロナによってある意味、「常態化」されてしまったと言えるでしょう。
海外で働かなくても、今自分が立っている場所が、あなたにとっての「海外」と化してしまったのです。
今までの普通ではないニューノーマルの時代とは、私たち全員が「アウェイな環境」に置かれたということではないでしょうか。
振り返ったときに、「あの時にもがいたから、今があるのだ」と笑って話せるように、今はただただ努力を積み重ねるしかないのでしょう。