管理職なら誰もが頭が痛いところですよね。部下指導のためにはやはり軸(目標)が必要です。
管理職になったあなた
もしくは
管理職として悩んでいるあなた
部下の指導は悩みのタネのど真ん中ですよね。
とんがった奴もいれば、勘違い野郎もいて、ゆとりもさとりもワンサカ。
どう指導していいのか、取り扱うべきか、わからないが続出の頭の痛い毎日をお送りのことと思います。
たとえば、アマゾンで「部下指導」のワードを検索してみると、
出てくるは出てくるは、これでもかと言わんばかりに数多くの関連書籍が紹介されています。
悩める管理職のたくさんの顔が目に浮かぶようです。
本日は、部下指導における最終的な目標についてお話します。
最初にお断りしておきますが、
最終的な目標を持てばすべてが解決ということではもちろんありません。
最終的な目標を持つ=特効薬・魔法の杖を手に入れる
、わけではありません。お間違えのないようにお願いします。
あなたが持つべき最終的な目標とは
自分より優秀な部下を育てる
これが、部下指導の最終的な目標であり唯一のゴールです。
当然に次の質問が来るはずです。
どのようにして優秀な部下を育てればいいのか。
それはあまりに個別具体的事柄であり、他人に聞くようなことではないはずです。
管理職であるのならば、ご自身で考え抜くしかないという結論となります。
大事なのは、部下指導の際に、ゴールをどこに設定して毎日の指導育成を実行するかにあります。
- やみくもに、場当たり的に行っている限り、
- 管理職としての度量や覚悟を見せない限り、
部下は思うようには育たってはくれないでしょう。
そうは言っても、管理職のあなたも人の子です。
時として、次のような私欲によって歩みが止まることもあることでしょう。
- 部下を自分の手足のように使い倒したい
- 仕事ができるようになって部下に追い越されたらたまったもんじゃない
- 培ってきたノウハウを簡単に伝授してなるものか
妬み嫉み、ジコチュウ、打算、私利私欲。
オフィス内に渦巻いていることとは思いますが、管理職のあなた、ケチな了見はポイ捨てしてください。
現在、どのようなレベルの部下たちがいようが、自分よりも優秀に育て上げるという目標を持ち情熱を注ぎ込めば、部下は育ちます。
部下が育てばあなたの悩みは解消され、管理職としてのあなたの評価は確実に上昇します。
ところで、自分よりも優秀とは、全てにおいてでなくてもいいと解釈してください。
ある特定の分野や能力において「自分を超える」を実現してくれればそれだけでOKなんです。
企業の使命とは
企業の使命とは何でしょうか。
ご存知ですか?
たくさんありますが、もっとも本質的なところは次の2つです。
- 事業継続
- 持続的発展
事業が継続され、持続的発展が図られるためには、
昨日より今日、今日より明日へと成長拡大していくことが求められます。
それは、事業においても、組織においても、人においても同様に言えることです。
次世代が現世代よりも、ひとつでも抜きん出ることこそが、持続的発展を保証します。
ゆえに、
自分より優秀な部下を育てるというあなたが持つべき目標は、企業の使命と合致するのです。
企業人である限り、企業の使命に資する行動を取らなければならないことは言うまでもありません。
まとめ
部下の指導において悩んでいるのなら、すぐに指導の大方針を固めるべきでしょう。
自分より優秀な部下を育てる
可能であるならば、基準となるあなた自身を日々バージョンアップしてください。
そうすれば、部下を育てるべきハードルは日々更新され、あなたの組織全体が持続的に発展します。
素晴らしい切磋琢磨をあなたの組織の中に起こそうではありませんか。
自分より優秀な部下を育てるために、過去の自分よりも優秀な自分自身を更新し続ける。
あなたの組織がパワーアップしていくことを願ってやみません。