法律を味方にするか、敵に回すか?
経営コンサルタントの小宮一慶氏は言います。
みなさんが日常の場で接する普段のことが法律的にどういうことがベースになっているのかということを理解していただくための本です。
法律の考え方を知ることにより、ビジネスと世の中の原理原則が分かります。
すべてのビジネスパーソンが基礎的な法律の条文や法律のバックグラウンドとなる考え方を身につけ、そして法律を味方につけることで、今見えているのとはまた違った世界が見えてくることでしょう。
日々、多くの問題に直面するビジネスパーソンであるあなたは、その都度、弁護士などの法律の専門家と相談しながら業務を進めているはずです。
仮に、自分なりの解決策や仮説を独自に構築することができれば、もっと的確に、もっとスピーディーに業務遂行が可能となることでしょう。
そのために、本書を通じて、法律的な考え方を学んでみてはいかがでしょうか。
- 役員を目指す人
- イマイチ成果の出ないマネージャー
- 論理的思考を鍛えたい若手社員
本書の構成について
本書は全部で7章から構成されています。
- 「働き方改革」の現実
- パワハラ・セクハラ・マタハラに見る組織風土と個人の意識改革の必要性
- SNS時代、茨木あおり運転殴打事件に見る、誰もがいつ巻き込まれても不思議でない事件と法律
- リクナビ「内定辞退率」問題に見る巨大ネット企業から個人を守る法律の必要性
- ゴーン事件に見る特別背任罪と金融商品取引法で最も注意すべきインサイダー疑惑
- 会社法と民法から会社の仕組みと契約の大原則を知る
- 海賊版サイトから教育利用補償制度まで、ネット時代に望まれる新たな法規制
取り上げられている法律は以下の通りです。
- 労働基準法
- 改正労働基準法
- 育休介護休業法
- パワハラ防止法
- 道路交通法
- 刑法
- 民法
- 個人情報保護法
- 独占禁止法
- 金融商品取引法
- 会社法
- 著作権法
ビジネスの現場で関わってくる法律は思いの外、広範です。
知らなかったでは済まされない
法律や条文は時代の流れの中で変わっていくものです。
テクノロジーの進展や社会状況の変化により、人の考えも変わり、法律も変容を強いられます。
常にバージョンアップが求められるのです。
価値観が多様化する現代においては、ますます法律的な解釈が様々な場面で問われることとなります。
「知らなかったから許される」が通用しないのが法律の世界です。
法治国家において、ビジネスに従事するあなたは、法律に対して今まで以上に向き合う必要性に迫られています。
本書を手に取り、法律をより学習するきっかけとしてはいかがでしょうか。