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「トップ企業の人材育成力」人は狙って育てなければならない!

経営と人事はベストパートナーという思想に基づく、経営者、人事担当者のための必読書が発売されました

(4.5)

「天才を殺す凡人」の著者、北野唯我氏が編纂し、書き下ろした事業成長をドライブさせるための人材育成理論書です。

「天才を殺す凡人」最強の実行者がダークサイドに落ちたとき

本書の狙いは、

いかにして、事業と組織を両輪にした、強い人事を作るか

への提言となります。

パドー
なぜ、強い人事を作らなければならないのでしょうか?

北野さんは断言します。

「採用と人事が優れている会社は、事業も強い」は100%確信を持っていえます。

いったいどうすれば、もっと、経営の中枢に組織や人事が近づけるのか

この問題意識を出発点として、本書では具体的で地に足の着いた提案がなされます。

スペシャリティを持った各分野の現役プレーヤー(専門家)を集結させ、「現在進行形で役に立つような話」がラインナップされています。

各章のタイトルは次のとおりです。

第一章 総論(経営と人事はベストパートナー)

第二章 実務家による育成論(ヒトは「育てる」のか「育つ」のか?)

第三章 トップ企業の「採用」

第四章 組織開発論から経営を支える

第五章 HRテクノロジー入門以前

第六章 HRツール、ベンダー、コミュニティの今後の展望

人事パーソンにとって、非常に示唆に富む内容となっています。

 

響いた言葉
本書を読んで一番響いたのは次の箇所です。「そもそも、人事とは「攻め」でもあり、「守り」でもある。スポーツで例えるのであれば、2点取ったとしても、3点取られれば負けだ」

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育てるのか、育つのか

ビジネスパーソンは、

育てるべきなのでしょうか、あるいは、育つべきなのでしょうか。

パドー
あなたはどちらですか?

人材育成なのだから、計画的に継続的に育成すべき対象である。

もしくは、

ひとは自発的・能動的にしか育たないものである。

どちらの意見も一理あり、一方を否定することは難しそうです。

本書(北野氏)のスタンスは次のとおりとなります。

先に結論を言うとこの本のスタンスは「人は自然と育つものだが、狙って育てるとそのスピードは加速する」です

事業をドライブさせるためには、芽が出るまで気長に待ってはいられないという事情が存在します。

ゆえに、スピード感はとても重要となります。

しかしながら、根底にある考え方は「人は自然と育つ」にあります。

ここは私自身の考え方と非常に親しいものです。

パドー
とても共感できます

牛や馬を川べりに連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない

という意味のことわざがあります。

人事教育を思うとき、いつもこの言葉が頭に浮かびます。

これは、研修に代表される企業教育の限界をネガティブに伝えているものでは決してありません。

人は自ら欲しないと真の成長は見込まれないということが語られています。

他人を導く際の奢りへの戒めが香る含蓄のある言葉です。

別の言葉で言い換えると、

人を教えることはできない。人はただ学ぶだけなのだ。

ということになります。

OJTだろうが、OFFJTだろうが、

学ぶ人間は、実に様々な事柄を吸収しますし、

そうでない人間はどれほどゴージャスな体験を通過したとしても、なにひとつ傷跡が残らないものなのでしょう。

このようなスタンスに立つ人事屋の自分にとっては、

「狙って育てるとスピードは加速する」は企業内外研修の存在意義や意味を再確認させてくれる考えでありました。

人事パーソンのために

本書は人事パーソンのために書かれた有益書であると読み終わった今、あたらめて強く認識しました。

パドー
経営者ではないので、経営サイドでの感慨・見解を想像できません

北野さんは言います。

「本来は重要であるはずの人事が軽視されていることへの危機感があるから」

これが書籍をつくるきっかけであったそうです。

人事に携わる人間が自らコメントすると、手前味噌や自己否定に繋がりかねませんが、

人事セクションへのスタンスを経営層から新入社員までの会社のすべての人間がもう少しばかりナチュラルになれないのかと、思うことがたびたびあります。

軽視から重要視の方向に少しでも進むのであれば、もっと会社は「居心地の良さ」を増すものと思われます。

そのためには、人事に従事している自分たち自身の能動性が不可欠であることは言うまでもありません。

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