独りでコツコツと自己完結的にできる仕事についていない限り、仕事をするにあたり他人とのコミュニケーションは不可避的であり、不可欠です。
ゆえに、
コミュニケーション能力を高めることは、あなたの評価や年収に直結するとても大事なことであると言えます。
もしも、あなたが、
職場における、仕事におけるコミュニケーション能力に不安を持っていたり、もっと高めたいと悩んでいるのならば、以下に説明する方法を実践してみてください。
仕事で必要なコミュニケーション能力とは
仕事のコミュニケーション能力は主に次の二つの場面で必要なはずです。
- 話す場面
- 聞く場面
この2つのフェイズで求められるのは、
- 自分の言いたいことを相手にきちんと伝える力
- 相手の言いたいことをきちんと理解する力
自分の言いたいことを相手にきちんと伝える
伝えたいことを過不足なく伝えるためには、最初に次の3つのポイントを意識して話すようにして下さい。
これが徹底されていないのならば、まず伝わりません。
下手をすると、ダメ社員の烙印を押されかねません。
- 話すときの結論はひとつに絞る
- 結論の理由を必ず付け加える
- 数字を使って説明する
話すときの結論はひとつに絞る
一度にたくさんのことを伝えることは混乱の元です。
文章法でよく聞くところの「1文中はワンテーマにする」を応用しましょう。
「話すときの結論はひとつ」を徹底するのです。
ここであらためて注目して欲しいのは、
「ひとつのテーマに絞っていること」と「結論はひとつである」という点です。
あれもこれもでは、基本的に伝わりません。
結論の理由を必ず付け加える
結論だけ言って終わりで済むほどビジネスシーンはいい加減ではありません。
その結論に至る理由は必ず存在するはずです。
理由を理路整然と説明しましょう。
なぜなら、理由の合理性を判断し、結論の妥当性を検証することが聞き手には必要であるからです。
逆にいうと、
説明がきちんとできない段階では、話しかけない(説明しない)方がいいということになります。
数字を使って説明する
ビジネスにおける世界共通語は言うまでもなく「数字」です。
数字を使って説明しないと、そこには説得性も合理性も生まれません。
判断材料の提供として数字を使った説明は避けられないと考えてください。
相手の言いたいことをきちんと理解する
相手の言いたいことを過不足なく理解するためには、次の3つのポイントを抜かすことはできません。
ご自身の理解を完璧なものにするために、徹底しましょう。
- 必ずメモを取る
- 不明点があれば何度も確認する
- 相手の言いたいことのポイントを文字に起こしてみる
必ずメモを取る
新入社員だろうが、十年選手であろうが、メモは必ずとってください。
人間の記憶ほど当てにならないものはありません。
メモを取る行為は、好印象を与え、やる気のある姿勢を醸し出します。
不明点があれば何度も確認する
気後れしたり、億劫になったりして、徹底しないビジネスパーソンは多いです。
相手に鬱陶しいと思われるかもしれませんが、理解不足により間違ったことをしでかしたときの方がよほど悪印象です。
不明点をあれこれ想像したり、不安を感じたまま仕事を押し進めると、ろくなことはありません。
相手の言いたいことのポイントを文字に起こしてみる
言いたいことの主旨やポイントを考える必要があるとき、頭の中だけで考えないようにしましょう。
面倒でも、文字に起こしてみて、ああでもない、こうでもないと頭を捻ってみてください。
そうすれば、相手の言いたいことの輪郭がきっとはっきりしてくるはずです。
できているようでできていない
- 話すときの結論はひとつに絞る
- 結論の理由を必ず付け加える
- 数字を使って説明する
- 必ずメモを取る
- 不明点があれば何度も確認する
- 相手の言いたいことのポイントを文字に起こしてみる
6つのポイントは、できているようでできていない代表例のようなものです。
もうすでに行っているのなら、あとは徹底するだけです。
もしもそうでないのならば、いますぐ始められるレベルのものなので、ぜひお試し下さい。