部下の管理に疲れた人の必読書!
横山信弘氏は言います。
「タスク」中心のチームをつくり、さくさくタスクを処理する毎日を送っていく。そうすれば、リーダーの悩みは減ります。メンバーもやりがいをもって仕事ができるでしょうし、チームはチームで圧倒的な生産性を実現することができます。
チームの目標からブレイクダウンさせた「タスク」をシェアすることで、一体感の醸成と同時に、各人がやるべきことをきちんと認識、理解できるはずです。
- 組織運営に悩むマネージャー
- 管理職1年目
- より良い働き方を模索する若手
本書の構成について
本書は全部で7章から構成されています。
- 部下の「やる気」が湧き出る驚きのマネジメント手法ー「サクタス」
- あなたのチームは「サクサク」?「グズグズ」?
- ますはリーダーが「サクタス」をやってみる!
- 生産性が上がる話し方のコツー「サクバナ」
- サクタスチームのつくり方
- チームを変えるにはルールを徹底させる
- なぜ今の時代、「サクタス」なのか?
サクタスとは?
さくさくタスクを処理することを著者は「サクタス」と名付けています。
サクサク処理するタスクの単位時間は、おおよそですが「1時間以内」を目安としています。
タスクはゴールからブレイクダウンすることが合理的です。
ゴールありきで、ゴールを達成するために、プロジェクトは仕分けされ、最後に作業単位としての「タスク」が確定します。
あなたのチームは集団ですか?
チームである限り、そこには必ず目標があるはずです。
目指すべきゴールを少なくともメンバーが認識していなければなりません。
もしも、
目標がないのならば、あなたのチームは集団とは言えないでしょう。
ただの「群集」です。
そのような「群集」においては、リーダーの指示は曖昧に終始し、メンバーはタスク、すなわちやるべきことが皆目わかっていない状態に陥っているはずです。
チームを変えるためにルールを徹底する
ルールとは仕事を進める上で、あらゆる「論拠」となるとても便利な道具です。
不毛な議論や無理解に基づく停滞を排除できます。
適切なチーム運営に必要不可欠なものが、ルールなのです。
ルールを守るためには、メンバーにルールを守る技術を習得してもらう必要があります。
次の3つとなります。
- みずからルールをとりにいくこと
- ルールをよく認識すること
- 自分の思考をルールに傾けること
みずからルールをとりにいくこと
当然のことながら、ルールがどこかに明文化されているのであれば、そのルールを自分で探して発見しようとする姿勢が基本です。
ルールをよく認識すること
どうすればそのルールを守っていることになるのか。守らないとどうなるのか、これを認識すべきなのです。
自分の思考をルールに傾けること
常にみずからルールをとりにいこうとしている、ルールがどのようなものかを正確に認識し、わからなければ理解できるまで質問する習慣もある。
サクタスで手に入る3つの余裕
次の3つとなります。
- 経済的余裕
- 時間的余裕
- 精神的余裕
目標達成がしやすくなるので、生産性の高い仕事が実現できることとなります。
「やり方」ではなく、常に「どうありたいのか、どうあるべきなのか」を意識する