「出社しなくても最高に評価される人がやっていること」

シンプル化はあらゆる仕事の武器になる

池本克之氏は言います。

リモートで働いてバカを見ないためにも、正しく評価されたいですよね？では、そのために一体何をすればいいのだろうか？ということについて、この本では実績をもとに、その疑問に答え、解決策を提示しています。

本書はリモートで働く上での問題解決のスキル書では決してありません。

リモートで働いて評価されることに重点を置いて書かれたノウハウ書なのです。

率直に言いましょう。楽して働くことは大切なのですが、評価されて、より高い報酬を得ることのほうが大切なのです。

本書の構成について

本書は全部で6つのパートから構成されています。

1. 大きな変化のときは自分の仕事を見つめ直すチャンス
2. 出社しないのに成果を出す人の「仕事の進め方」
3. 出社しなくても売り上げる人の「営業・マーケティング」
4. 出社しなくても成果が上がる「コミュニケーション」のコツ
5. 出社しないのに仕事ができる人の「やる気」の高め方
6. 出社しなくても「生産性を上げる」仕事術

こまめに報告するだけで評価が上がる

リモートワークではプロセスが見えにくくなります。

このため相対的に成果が重視されますが、更に評価をあげるためには次の行動は極めて有効なのです。

上司への結果報告です。

自分のやっていることの見える化を徹底化しましょう。

結果報告は最終結果の報告だけではもちろんありません。

より重要なのは、途中結果の報告なのです。

報告は、「今週はここまで進んでいます」といった、途中経過程度でなんら問題ありません。

同僚と会わなくてもコミュニケーションが良くなる方法とは

次の7つが大事であると著者は言います。

1. 毎日、朝礼と終礼を必ず行う
2. ビデオ会議をつないでおく
3. オンラインでランチタイム
4. 集中タイムをつくる
5. 家族とも集中タイムの時間をつくる
6. 部署の全員と一日一度は話す
7. チームでルールを決める

やる気を左右する３つの欲求

次の３つとなります。

1. 存在欲求
2. 関係欲求
3. 成長欲求

存在欲求

給料や労働条件など、物質的・生理的な欲求

関係欲求

上司や部下など、人間関係を良好に保ちたい欲求

成長欲求

この会社で働いて自分が成長していけるかという欲求

重要なことは、この三つがすべて揃っていることです。一つが極端に秀でていても、何か一つでも欠けていれば、その職場から離れたくなるのが人間心理だと言われています。