焦る気持ちを抑えるしかないのだ
ゴールデンウイーク明けから、耳に入ってきた内定ゲットの声。
早い動きもあるね、程度に思っていたものの、
周りの友人たちの、内定をゲットした、もしくは就職先を決めましたの声が否応なくそれなりに耳に入ってくるのが6月の上旬です。
あなたの状況はどうなんだろう。
もしも終わっていなければ、厳しい状況には違いありませんが、諦めることは全くありません。
だって、企業はまだまだ募集を行なっているのだから。
気持ちをしっかり持って、人は人を貫きましょう。
まずは今までの戦いを振り返りましょう
現在、内定がないあなた。
過去の行動を分析しましょう。
将来の方向性は現状の分析から立案するしかありません。
- どの業界を受けたのか
- エントリーシートがだめだったのか
- 筆記がだめだったのか
- 面接がだめだったのか
- 最終面接がだめだったのか
この5つのポイントに則し、ひとつひとつ選考を受けた企業ごとに事実を書き出していってください。
書き出したあとに確認すべき事項は次の2つです。
- どの業界を受けていないのか
- 選考のどの段階で一番躓いているのか
この2つを確認し、じっくり考えてみましょう。
- 今まで興味のなかった業界のなかで気になる業界はないのか?
- なぜ、自分は躓いてしまうのだろうか?
自分なりの答えがきちんと出た段階で、直ちにキャリアセンターに予約を入れてください。
そこで、自分の考え抜いた先ほどのポイントを担当者にぶつけてください。
最低30分間は時間を取ってもらうように。
そうすれば、「これから行くべき方向」と「やるべき事柄」がはっきりとします。
今まで活動してきた業界以外の業界に踏み出すことはもちろんリスクを伴います。
しかしながら、
これまでこだわってきた業界において結果がでないのだから、適性があまりないと割り切ってしまいましょう。
新たな可能性に賭けることは全くのギャンブルではないはずです。
業界を思い切ってひとつに絞り込む
キャリアセンターのアドバイスを受け、業界が絞れたのなら新規の業界ただひとつに絞りきって下さい。
あれもこれもと手を出したくなるところですが、忍の一字です。
リソースは有限なのです。
時間もありません。
気力も体力も限られています。
持てる力を集中することでしか現状を打破できないことを忘れないで下さい。
ダメだったところを徹底的に鍛えなおす
筆記の段階
筆記の段階で躓いているのなら、薄い問題集を買って3日間で2回繰り返してください。
筆記で落ちるのはあきらかに努力不足です。
逃げないで時間をかけ、練習しましょう。
面接の段階
面接の段階で躓いているのなら、その躓きはおそらく次の2つが主因です。
- 動機形成が不十分
- 自己分析の掘り下げが中途半端
選考に進むことのできる会社が限定的であるからこそ、正面からその企業に向き合うことができます。
- なぜ、この会社に入りたいのか?
- 他でもないこの会社にどうあっても入りたいのか?
その本気度を手にし、面接の場で相手にぶつけるのです。
後がない状態であるからこそ、ここまで来れば自分自身と向き合うことにためらいはないはずです。
火事場のクソ力、本領発揮です。
- わたしは何がしたいのか?
- わたしは何ができるのか?
- 今のわたしを構成する出来事は何だったのか?
面接が苦手という抽象論へ逃げ込まない
面接が苦手な人に特徴的なのは、上手く答えようという気持ちが強すぎるために言葉が出てこないことです。
きれいな言葉や上手い表現を過度に求められているわけではありません。
あなたが思っていることを口にしてください。
なたが思っていることはあなたそのものです。
飾りたいのであれば飾っても構いません。
素朴な物言いになるのならそれで結構です。
いま聞かれていることにだけ答える。
聞かれもしない、履歴書の棒暗記など間違っても口にしないように。
もう一度いいます。
いま何を問われているのか、それだけに集中して自分の言葉を紡ぎ出す。
それを徹底すれば、必ず伝わります。
伝わらなかったから、今までいい結果が出なかったのです。
伝われば必ず結果が出るほど、もちろん甘くはありません。
けれども、伝わらないと何も始まりません。
伝えようという気持ちはそれが強ければ、たとえ表現が稚拙であっても必ず伝わるものなのです。
カッコ悪くても最後まであがく
この時期、勝負を投げている学生もたくさんいます。
勝負を投げている人たちとは、なんらの反省にも基づかず改善改良しようとしない学生です。
その中で、建て直しを図ったあなたが目立つのは当たり前なのです。
集中力を出して、さあ群を抜きましょう。
ノーサイドの笛はまだ鳴っていない。