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「チェンジ・ワーキング」働き方変革にあなた自身を巻き込め

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「変革」という言葉にこだわりぬきたい

内田洋行の執行役員であり、知的生産性研究所所長である平山信彦氏は、本書において「変革」という言葉にこだわり、論を進めておられます。

従来の働き方をベースとした改善程度のことでは、ワーカーにとって働き甲斐を感じる企業にしたり、厳しい環境下で生き残れる組織をつくり上げたりするのは難しいからです。

本書の特色は、働き方改革に代表される社内プロジェクトの立ち上げから実際の運用までを、具体的なケースを取り上げながら、懇切丁寧に解説している点にあります。

実践的な手法をできる限り紹介しようという熱意が紙面にほとばしっています。

本書ではそれぞれのプロジェクトごとに理想の姿を描き、実現可能な目標として組織内で共有するプロセスをご紹介します。そして、目標を実現するための施策を検討する方法を提案します。

著者が提示する多くの対応方法は、あなたの課題解決の効果的な手がかりとなるに違いありません。

こんな人にオススメ

  • 働き方改革に興味のある方
  • プロジェクト推進を任された方
  • 変革を推し進めたいリーダー

本書の構成について

全部で4章から構成されています。

  1. なぜ働き方改革が必要なのか
  2. 働き方改革を成功させるプロジェクトの設計
  3. 働き方改革を浸透させる施策の実行
  4. ケースで学ぶ働き方改革の進め方

たとえば、第三章においては、変革のための施策例が5つあげられています。

代表的な施策例

  • シェイプアップ
  • 会議を変える
  • ペーパーストックレス
  • テレワーク
  • コミュニケーションの活性化

どれもが一度は聞いたものであると思われます。

目新しい項目はここにはひとつもありません。

しかしながら、

あらためて考える際のベースをしっかりと提供してくれる実現可能性の高い内容となっています。

目配りが効いていて、大変網羅的です。

議論をすすめる場合に、抜け漏れを心配する必要のないこの安心感は何物にも代えがたいと思われます。

痒い所に手が届く

プロジェクトの推進には、多くの労力と周到な準備が不可欠です。

忘れてならないのは、

準備段階における綿密な頭の中でのシミュレーション。

あなたも経験があるはずです。

脳内予習の有無で、仕事の完成度もスピードもまったく違ってきますよね。

その場合にあなたの強力な味方となるのは、いうまでもなく、あなた自身の経験です。

しかしながら、

はじめての取り組みの場合、あなたの経験がものをいうのかどうかは、いささか心配であるところです。

少なくとも、

働き方改革を事業部門で、あるいは全社で展開する場合に、本書の内容は力強い味方となってくれるはずでしょう。

私自身も経験しましたが、働き方改革の推進は本当に骨の折れる作業となります。

  • ここで躓くか。
  • ここがひっかかるのか。
  • なぜ、反対するのか。

疑問と驚き、嘆息と無力感の連続でした。

少なくとも本書を参考にするのならば、

  • 避けられるものは避けられます。
  • 回り道する必要のないものも、そうせずに済みます。

これだけでも、本書を読む価値は十分にあると考えます。

勘所を押えたいのであれば、ぜひ本書を手に取ってみてください。

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✒︎ この記事を書いた人

人事屋パドーのアバター 人事屋パドー 人事系ブロガー

都内に勤務の労働者。元営業マンの人事部長です。当サイトにて、人事・仕事・就活に関して書いています。あなたの悩み事の解決のヒントになれば幸いです。

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